MotoGP第14戦日本GP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2023/10/01
MotoGP第14戦日本GP MotoGPクラス3日目、決勝はモビリティーリゾートもてぎ内のツインリンクもてぎで、午後3時から行なわれる。午前10時40分から10分間のウォームアップ走行では、レインタイヤを試すライダーとスリックで走るライダーに分かれていたが、ウォームアップ走行1位はジャック・ミラー(KTM)、2位マルク・マルケス(ホンダ)、3位ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)の順だった。
午後3時、決勝がスタートする頃になると、茂木は雲に覆われる。気温24度、路面温度26度、湿度78%、最初はドライコンディションでスタートした。ポールポジションのホルヘ・マルティン(ドゥカティ)が好スタートを切ったが、ジャック・ミラー(KTM)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)がマルティンを抜いた1周目で、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)、クアルタラロ、ステファノ・ブラドル(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)、カル・クラッチロー(ヤマハ)を除く、全ライダーがピットイン。マシンをレイン用に交換する。2周目以降も雨はどんどん強くなった。
2周目では、まだピットでマシンを交換していないピロ、ブラドル、モルビデリが前を行くが、その後ろでマルティン、アレイシ・エシパロガロ(アプリリア)、マルク・マルケス、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、バニャーヤの順で実質のトップ争いが行なわれた。
4周目に入ると、ほぼ全員がピットでマシンを交換し、トップがアレイシ・エスパロガロ、2番手マルク・マルケス、3番手バニャーヤ、4番手ベゼッキ、5番手にミスで順位を落としたマルティン、6番手ミラー、7番手ミゲール・オリベイラ(アプリリア)、8番手ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、9番手ジョアン・ミル(ホンダ)、10番手ブラッド・ビンダー(KTM)の順になる。
雨は降り続いている中、5周目ではアレイシ・エスパロガロ、バニャーヤ、マルティン、マルク・マルケス、ベゼッキ、オリベイラ、ミラー、ジャンアントニオ、ミル、ビンダーの順になる。6周目に入り、ビンダーが転倒、イエローフラッグが出された。トップでは、マルティンがアレイシ・エスパロガロとバニャーヤをかわし、バニャーヤもアレイシ・エスパロガロの前に出てマルティンを追う。4番手にはベゼッキが上がって、5番手オリベイラ、6番手マルク・マルケスと続いた。
7周目に入ると、ベゼッキとオリベイラがアレイシ・エスパロガロの前に出て、8周目では、マルク・マルケスもアレイシ・エスパロガロを抜いた。トップのマルティンとバニャーヤの後ろでは、3番手争いをベゼッキ、マルク・マルケス、オリベイラ、アレイシ・エスパロガロが繰り広げ、12周目には、トップがマルティン、2番手バニャーヤ、3番手マルク・マルケスの順で折り返しを迎えた。
この時点で後方ではヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が12コーナーで激しくクラッシュ、オリベイラもピットイン、赤旗中断となった。レースは一度、午後3時50分から12周の予定で再開したものの、前方のマシンの水しぶきで後方のライダーには視界が見えない程の豪雨となり、最初の周回で赤旗、最初の12周が50%に達していたため、この結果が決勝結果としてポイントに反映されることになった。
これにより年間チャンピオンシップポイントが1位のマルティンに25ポイント、2位バニャーヤに20ポイント加算され、現在トップのバニャーヤ319、2番手マルティン316と二人の差は僅か3ポイント差に縮まった。日本人ライダー中上貴晶(ホンダ)は11位、5ポイントを獲得してチャンピオンシップポイントを45に伸ばし18番手に着けている。
MotoGP 第14戦日本GP MotoGP3日目 決勝結果
1 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
2 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
3 マルク・マルケス(ホンダ)
4 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
5 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
6 ジャック・ミラー(KTM)
7 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)
8 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
9 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
10 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
11 中上貴晶(ホンダ)
12 ジョアン・ミル(ホンダ)
13 カル・クラッチロー(ヤマハ)
14 ステファノ・ブラドル(ドゥカティ)
15 ポル・エスパロガロ(ガスガス)
16 ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)
17 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
18 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
19 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
NC ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
NC ブラッド・ビンダー(KTM)
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