MotoGP第14戦日本GP MotoGPクラス1日目プラクティス結果
2023/09/29
MotoGP第14戦日本GP MotoGPクラス1日目、フリー走行がモビリティーリゾートもてぎで午前10時45分から45分間行なわれた。秋晴れの中、気温28度、路面温度40度、湿度55%、ドライコンディション。
フリー走行では、グラベルへ入り転倒したもののホルヘ・マルティン(ドゥカティ)が最終的には1分45秒192のトップタイムを出した。2位アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)1分45秒330、3位マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)1分45秒510、日本人ライダー中上貴晶(ホンダ)は19位1分46秒334だった。
午後3時から始まるプラクティスでは、上位10名が明日の予選Q2にそのまま進める。気温28度、路面温度37度、湿度53%、大きな雲はあるものの晴れたドライコンディション。スタートはフロントにハード、リアにソフトタイヤを選ぶライダーが多かった。
もてぎは、タイヤの摩耗という点でかなり厳しいコース。ミシュランは、MICHELIN Power Slickタイヤを通常通り、フロントに3種類、リアにはソフトとミディアムという2種類のコンパウンドを用意している。また右ターンの多さを考慮して、リアタイヤは右側を強化した左右非対称設計。雨天の場合はMICHELIN Power Rainが2つの選択肢(前後ともソフトおよびミディアム)を準備、こちらでもリアは右側を強化している。
アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)などトップが入れ替わる前半、20分過ぎにラウル・フェルナンデス(アプリリア)が転倒。後半に折り返した頃、ジャック・ミラー(KTM)も11コーナーでスリップ、転倒。アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)も転倒。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)もかなり激しく転倒、最終1分を切ってからマルク・マルケス(ホンダ)も1コーナーで転倒するなど、転倒者が多かった。
そんな中、ブラッド・ビンダー(KTM)が残り3分、20周目に1分43秒489を記録しトップに立つ。その後、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が21周目に1分43秒518まで詰めるが、ビンダーがトップのまま終了。プラクティスの結果は、1位ビンダー、2位バニャーヤ、3位アレイシ・エスパロガロ、4位マルティン、5位ベゼッキ、6位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、7位ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、8位ビニャーレス、9位ポル・エスパロガロ(ガスガス)、10位ミラー。以上10名はそのまま明日、予選Q2へ進める。
日本人ライダー中上は18位でタイムは1分44秒928だった。トップから18位中上までのタイム差は1.439、明日の予選も楽しみにしたい。日本GPフリー走行、プラクティスへ怪我から復帰して参戦したアレックス・リンス(ホンダ)は、骨折した右脚に痛みを感じ、メディカルチェックの結果、不適合と診断され、明日から欠場。LCRホンダ・カストロールはHRCのテストライダー、ステファン・ブラドル(ホンダ)を明日から代役として起用する。
明日の予選、スプリント、明後日の決勝結果次第では、年間チャンピオンシップポイントの順位も入れ替わる可能性があるMotoGPクラス、バニャーヤ、マルティン、ベゼッキのポイント争いも見逃せない戦いだ。明日、明後日のスプリント、決勝はいずれも午後3時にスタート。
MotoGP 第14戦日本GP MotoGP1日目 プラクティス結果
1 ブラッド・ビンダー(KTM) 1分43秒489 (Q2)
2 フォランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ) 1分43秒518 (Q2)
3 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア) 1分43秒784 (Q2)
4 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ) 1分43秒843 (Q2)
5 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ) 1分43秒945 (Q2)
6 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ) 1分43秒947 (Q2)
7 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ) 1分44秒062 (Q2)
8 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア) 1分44秒117 (Q2)
9 ポル・エスパロガロ(ガスガス) 1分44秒219 (Q2)
10 ジャック・ミラー(KTM) 1分44秒261 (Q2)
11 ミゲール・オリベイラ(アプリリア) 1分44秒317 (Q2)
12 ジョアン・ミル(ホンダ) 1分44秒428 (Q1)
13 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) 1分44秒520 (Q1)
14 マルク・マルケス(ホンダ) 1分44秒574 (Q1)
15 フランコ・モルビデリ(ヤマハ) 1分44秒657 (Q1)
16 カル・クラッチロー(ヤマハ) 1分44秒709 (Q1)
17 ラウル・フェルナンデス(アプリリア) 1分44秒811 (Q1)
18 中上貴晶(ホンダ) 1分44秒928 (Q1)
19 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス) 1分45秒231 (Q1)
20 ミケーレ・ピロ(ドゥカティ) 1分45秒866 (Q1)
21 アレックス・リンス(ホンダ) 1分47秒236 (Q1)
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