全日本RR第6戦オートポリス【ST600決勝】長尾健吾が見事ポールtoフィニッシュ

2023/09/03

左から、2位の阿部、優勝した長尾、3位の西村

　全日本ロードレース第６戦九州のST600クラスは長尾健吾（TBB TEAMKENKEN YTch）が優勝した。

　好天に恵まれた決勝日。15周のレースをリードしたのはポールシッター長尾。後方では小山知良（JAPAN POST HondaDream TP）と芳賀涼大（WORK NAVI Nitro Racing）が転倒。

　長尾はトップ独走状態に移行。後方では西村硝（51GARAGE kupu Racing YAMAHA）、鈴木光来（MOTO BUM HONDA）、伊達悠太（AKENO SPEED）、阿部恵斗（51GARAGE kupu Racing YAMAHA）、井手翔太（AKENO SPEED）の5台での争いが勃発。

　6周終了時点で長尾は後方に3秒もの大差を築いて完全な一人旅。2位争いは西村、鈴木、阿部と次々に集団トップが入れ替わる激戦が続く。

　12周目。鈴木がマシンと止めてしまう。これをきっかけに2位争いからは阿部が抜け出して単独走行に移行。阿部、井手、伊達は激しい表彰台争いに。

　長尾は最後までトップを快走してポールtoフィニッシュで今季初優勝を飾った。阿部は単独2番手走行のままゴール。最後まで激しかった3位争いは西村が制した。