全日本RR第6戦オートポリス【J-GP3決勝】三つ巴の大接戦を制し尾野弘樹が4連勝
2023/09/03
全日本ロードレース第6戦九州のJ-GP3クラスは尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)が優勝した。
14周のレースをリードしたのはディフェンディングチャンピオン尾野。池上聖竜(TN45withMotoUPRacing)、高杉奈緒子(TEAM NAOKO KTM)、彌榮郡(MARUMAE with Club PARIS)と続く。
尾野はそのままオープニングラップを制する。池上、彌榮が背後につけ、高杉が3台を追う。
彌榮が2周目には池上を捕らえ、3周目には尾野をもねらってトップに出るが、すぐに尾野が逆転。その間に大和颯(BREASTO B-TRIBE RACING)、若松怜(JAPAN POST HondaDream TP)が追いつき、トップ集団は6台に膨れる。
4周目。彌榮が今度はしっかりと尾野を捕らえてトップ浮上。ペースを上げる彌榮に追従していた尾野は5周目に首位奪回。後方では池上がハイサイドを食らって後退。高杉が3番手に浮上。その高杉を大和がかわし、トップ2台に迫る。
7周目。彌榮が再び首位浮上。大和も彌榮に続いて尾野をかわし、彌榮、大和、尾野の順に入れ替わる。しかし8周目には尾野、彌榮、大和の順に戻る。池上が徐々に離され、トップ集団は5台に。
残り3周。彌榮と尾野のバトルが激化。大和は2台を射程距離に捕らえたまま周回。若松、高杉は少し集団から離される。
最終ラップ。離されかけていた若松が再度トップ集団に加わった。尾野と彌榮はコーナーごとに順位を入れ替える。尾野、彌榮、大和の3台が並んでゴールラインを通過。0.037秒という僅差で尾野に軍配。彌榮が2位、大和が3位という結果になった。
こんな記事も読まれています