MotoGP第11戦カタルニアGP MotoGPクラス2日目は、現地時間午前10時10分(日本時間午後5時10分)から30分間のフリー走行で始まった。気温25度、路面温度28度、湿度76％、曇りのドライコンディションだったが、後半はレインフラッグも振られ、走りづらそうなフリー走行となった。この週末、ムーニーVR46レーシングチームへの残留が発表されたマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)は5コーナーで転倒。ミゲール・オリベイラ(アプリリア)も5コーナーで激しくクラッシュした。
　予選Q1はスペイン、バルセロナ-カタルニアサーキットで開催地時間午前10時50分(日本時間午後5時50分)から15分間行なわれた。気温25度、路面温度29度、湿度75％、曇りのドライコンディション。
　金曜日のフリー走行総合結果12位以下のライダーで競われ、上位2名はQ1へ進む。スタートは全員フロントにミディアム、リアにソフトタイヤで始まった。1分39秒台で各ライダー並んでいた中、先のフリー走行で転倒したオリベイラが最終ラップで1分38秒789を出しトップでフィニッシュ。2番手には今大会用に、ガウディと地中海という地元の象徴をデザインしたスペシャルヘルメット、グローブ、ブーツのセットで臨んでいるマルク・マルケス(ホンダ)が1分39秒070で入り、Q2進出を決めた。日本人ライダー中上貴晶(ホンダ)は1分40秒388で11番手だった。
　Q2は開催地時間午前11時15分(日本時間午後6時15分)から、15分間行なわれた。気温25度、路面温度29度、湿度76％、曇りのドライコンディション。全員フロントにミディアム、リアにソフトタイヤを装着して始めた。前半は、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が3周目に出した1分39秒099でトップに立った。続いて、ブラッド・ビンダー(KTM)が同じく3周目で記録した1分39秒176で2番手、3番手に1分39秒207を2周目に出したアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)が着けていた。
　後半、残り3分を切ったころ続々と再びタイムアタックに入ったライダー達の中で、トップタイムを出して1番手となったのは、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)だった。昨年のチャンピオンシップ王者でもあり、現在のポイントリーダーでもあるバニャーヤは最終ラップに歴代コース記録となる1分38秒639を記録した。昨日のフリー走行でアレイシ・エスパロガロが出した記録を0.047秒更新して、ポールポジションを獲得した。
　2番手は、昨日、歴代コースレコードを更新したアレイシ・エシパロガロ。タイムは1分38秒734。午前の転倒、Q1を乗り越えてきたオリベイラが1分38秒748で3番手に入った。トップのバニャーヤから6番手ヨハン・ザルコ(KTM)までが、1分38秒台に入り、タイムが拮抗した予選となった。Q2には出場できなかった中上は、総合では21番手でスプリントと明日の決勝レースをスタートする。

MotoGP第11戦カタルニアGP MotoGPクラス2日目予選結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ) 1分38秒639 （Q2）
2 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア) 1分38秒743 （Q2）
3 ミゲール・オリベイラ(アプリリア) 1分38秒748 （Q2）
4 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア) 1分38秒772 （Q2）
5 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ) 1分38秒797 （Q2）
6 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ) 1分38秒858 （Q2）
7 アレックス・マルケス(ドゥカティ) 1分39秒053 （Q2）
8 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ) 1分39秒054 （Q2）
9 ブラッド・ビンダー(KTM) 1分39秒057 （Q2）
10 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ) 1分39秒368 （Q2）
11 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ) 1分39秒575 （Q2）
12 マルク・マルケス(ホンダ) 1分39秒701] （Q2）
13 ジャック・ミラー(KTM) 1分39秒232 （Q1）
14 ポル・エスパロガロ(ガスガス) 1分39秒330 （Q1）
15 ラウル・フェルナンデス(アプリリア) 1分39秒360 （Q1）
16 フランコ・モルビデリ(ヤマハ) 1分39秒452 （Q1）
17 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) 1分39秒510 （Q1）
18 ルカ・マリーニ(ドゥカティ) 1分39秒573 （Q1）
19 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス) 1分39秒794 （Q1）
20 ジョアン・ミル(ホンダ) 1分40秒210 （Q1）
21 中上貴晶(ホンダ) 1分40秒388 （Q1）
22 イケル・レクオナ(ホンダ) 1分40秒580 (Q1)