MotoGP第5戦フランスGP MotoGP 2日目予選
2023/05/13
MotoGPクラス2日目は、フランス時間朝10時10分から30分間フリー走行、10時50分からQ1、11時15分からQ2と立て続けに行なわれる。Moto3、Moto2のフリー走行時間に比べれば、かなり路面も乾き、安定したコンディションの下で開催された。
FP3は曇り、気温16度、路面温度18度、ドライコンディションの中行なわれ、トップは終了直前にタイムを刻んだマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、2位フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、3位ジャック・ミラー(ドゥカティ)。
フリー走行の総合結果12位以下のライダーで行なわれるQ1は、曇りのまま気温16度、路面温度21度、ドライコンディションで行なわれた。開始4分で地元フランス出身ライダー、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が1分31秒366のトップタイムを3周目で出し、会場が沸いた。しかし、残り1分半を切ったところで、ルーキーのアウグスト・フェルナンデス(ガスガス)がクアルタラロのタイムを更新、1分31秒343でトップに立つ。更に、チェッカーフラッグが振られた最終ラップで、ルカ・マリーニ(ドゥカティ)が1分31秒268でトップを奪う。結果、Q2に進めるのはQ1の上位2名、フェルナンデスとマリーニとなり、地元フランス人ライダーで2020年ワールドチャンピオンのクアルタラロはQ2進出を逃した。MotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダー中上貴晶(ホンダ)は1分31秒545でQ1では4位に入った。
Q2前半は、フリー走行でもトップだったマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が順調にトップタイムを更新していた。残り7分となったところでピットインしたビニャーレスは、再スタートしようと動き出したピットでマシントラブルに見舞われ、マシンを止めざるを得なくなる。ピットレーンを押してピットまで戻り、そのまま再スタートは切れなかった。その間、チームメイトのアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)は1コーナーでマシンが激しく損傷するクラッシュ。
アプリリア勢が苦戦している間に、ビニャーレスに続き2位で順調にタイムを更新していたマルク・マルケス(ホンダ)が8周目に1分30秒763で首位に立った。その後、最終周9周目を走る昨年チャンピオンのフレンチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が1分30秒705と0.058秒マルク・マルケスのタイムを更新して、ポールポジションを獲得。2番手にマルク・マルケス。Q1から進出してきたルカ・マリーニ(ドゥカティ)が最終8周目の1分30秒842のタイムで3番手。
日本人ライダー中上は予選総合14番手。
MotoGP第5戦フランスGP MotoGPクラス2日目予選総合結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ) 1分30秒705 (Q2)
2 マルク・マルケス(ホンダ) 1分30秒763 (Q2)
3 ルカ・マリーニ(ドゥカティ) 1分30秒842 (Q2)
4 ジャック・ミラー(KTM) 1分30秒984 (Q2)
5 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ) 1分31秒023 (Q2)
6 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア) 1分31秒120 (Q2)
7 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ) 1分31秒173 (Q2)
8 アレックス・マルケス(ドゥカティ) 1分31秒275 (Q2)
9 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ) 1分31秒298 (Q2)
10 ブラッド・ビンダー(KTM) 1分31秒445 (Q2)
11 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア) 1分31秒523 (Q2)
12 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス) 1分31秒596 (Q2)
13 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) 1分31秒366 (Q1)
14 中上貴晶(ホンダ) 1分31秒545 (Q1)
15 ファビオ・ディ・ジャントニオ(ドゥカティ) 1分31秒718 (Q1)
16 ジョアン・ミル(ホンダ) 1分31秒810 (Q1)
17 フランコ・モルビデリ(ヤマハ) 1分31秒886 (Q1)
18 アレックス・リンス(ヤマハ) 1分31秒959 (Q1)
19 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ) 1分32秒092 (Q1)
20 ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア) 1分32秒410 (Q1)
21 ジョナス・フォルガー(ガスガス) 1分33秒605 (Q1)
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