MotoGP第1戦ポルトガルGP、Moto3クラスは、ポルトガルのポルティマオ（アウトードロモ・インターナショナル・ド・アルガルベ）で決勝レースを行ない、ダニエル・オルガド（KTM）が優勝した。

　Moto3クラスの決勝レースは気温19度、路面温度25度のドライコンディションの下、19周で争われた。

　12番グリッドからジョエル・ケルソ（CFMOTO）が好スタートでトップに立ち、オルガド、佐々木 歩夢（ハスクバーナ）が続く。序盤から大きな集団でのトップ争いが展開される中、オルガドは5周目にトップに浮上。佐々木とトップの座を入れ替えながら周回を重ねて行く。

　12周目に佐々木がトップに浮上するが、14周目には10番手まで後退。16周目には再びトップを奪還するが、終盤はトップ集団の前に出ることができず、オルガド、ダビド・ムニョス（KTM）、ディエゴ・モレイラ（KTM）、ジャウメ・マシア（ホンダ）、佐々木のトップ争いの中から終始トップ争いをリードしたオルガドが逃げ切ってグランプリ初優勝を達成した。

　僅差の2位にムニョス、3位にモレイラが入賞。4位にホセ・アントニオ・ルエダ（KTM）、5位にマシア、佐々木は6位でゴール。

　7位にステファノ・ネパ（KTM）、8位にチャビエル・アルティガス（CFMOTO）が続き、ケルソは9位でゴール。ケルソはチェッカー直後のホームストレートエンドで、優勝したオルガドに接触し、転倒。

　ウォームアップラップでトラブルに見舞われピットスタートとなったオンジュが10位まで追い上げ、鳥羽 海渡（ホンダ）は終始トップ集団の中で周回を重ね、13周目には6番手まで浮上したが、11位に入賞した。

　鈴木 竜生（ホンダ）は中盤にポイント圏外を走行していたものの、終盤に挽回し14位に入賞。山中 琉聖（ガスガス）は終始ポイント圏内で周回を重ねたが、終盤に交わされて16位でゴール。古里 太陽（ホンダ）は20位でゴールした。

MotoGP第1戦ポルトガルGP Moto3クラス決勝結果
1 ダニエル・オルガド（KTM）
2 ダビド・ムニョス（KTM）
3 ディエゴ・モレイラ（KTM）
4 ホセ・アントニオ・ルエダ（KTM）
5 ジャウメ・マシア（ホンダ）
6 佐々木 歩夢（ハスクバーナ）
7 ステファノ・ネパ（KTM）
8 チャビエル・アルティガス（CFMOTO）
9 ジョエル・ケルソ（CFMOTO）
10 デニス・オンジュ（KTM）
11 鳥羽 海渡（ホンダ）
12 コリン・ベイヤー（ハスクバーナ）
13 ダビド・サルバドール（KTM）
14 鈴木 竜生（ホンダ）
15 リカルド・ロッシ（ホンダ）
16 山中 琉聖（ガスガス）
17 マッテオ・ベルテッレ（ホンダ）
18 マリオ・アジ（ホンダ）
19 ロマーノ・フェナティ（ホンダ）
20 古里 太陽（ホンダ）
21 ジョシュア・ワットリー（ホンダ）
22 シャリフディン・アズマン（KTM）
23 アナ・カラスコ（KTM）
R イバン・オルトラ（KTM）
R ダビド・アロンソ（ガスガス）
R フィリッポ・ファリオーリ（KTM）
R スコット・オグデン（ホンダ）
R ロレンツォ・フェロン（KTM）