SBKに参戦するTeam HRCが2023年シーズンの体制を発表
2023/02/14
SBK(スーパーバイク世界選手権)に参戦するホンダのファクトリーチーム、Team HRCが2023年シーズンの体制を発表した。
ライダーはイケル・レクオナとチャビ・ビエルへの2022年と変わらず、熟成を重ねたCBR1000RR-R FIREBLADE SPで参戦。レクオナ、ビエルへ共、昨年はSBK1年目のシーズンということで初めてのコースやピレリタイヤへの適合という課題があったが、2年目のシーズンに向けて、シーズンオフのテストも順調に進めており、開幕戦オーストラリアの直前に行なわれるフィリップアイランドオフィシャルテストを経て、開幕戦を迎える。
「昨年は多くのことを学び、バルセロナでのポールポジションやアッセンでの表彰台など、いくつかの結果を達成した。間違いなく全体的に非常にポジティブな年だったし、最初は理解するのが非常に難しかったピレリタイヤについても、すべてのレースとすべてのコースで状況を管理する方法など、多くのことを理解するのに役立った。2022年に学んだことを2023年に生かしていきたいと思う。シーズンオフの間、チームとホンダのファクトリーの全員が、より良いバイクを提供するために一生懸命働いてきた。開幕戦の前にオーストラリアでまだ2日間のテストがあるので、新しい素材を理解し、それを最大限に活用するための最適なセットアップを見つける時間がある。昨シーズンは出場できなかった2ラウンドからのスタートとなるが、どちらのコースも好きで、全力を尽くす準備ができている」とレクオナ。
「今年はSBKでの2年目なので、ゼロから始める必要がないというメリットがある。昨年はすべてが大きな挑戦だったが、今では多くのコースを知っており、タイヤと電子機器がどのように機能するかを理解している。2022年は簡単なシーズンではなかったが、いくつかの良い結果を出し、可能性を示せた。ホンダのスタッフはオフの間、日本で一生懸命働いてきたので、冬の間にやるべきことがたくさんあり、テストする必要があった。テスト項目をクリアしたことに満足している。今はシーズンのベースセットアップを特定する必要がある。テストはレースとは比較にならないん。今年はシーズンが早めにスタートし、オーストラリアとインドネシアでレースができる。特にフィリップ・アイランドは大好きなコース。夏である2月に訪れるのは初めてなので、素晴らしいシーズンを始めるのを楽しみにしている」とビエルへ。
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