MotoGP第17戦タイGP Moto3決勝
2022/10/02
MotoGP第17戦タイGP、Moto3クラスは、タイのチャーン・インターナショナル・サーキットで決勝レースを行ない、デニス・フォッジア(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温25度、路面温度38度のドライコンディションの下、22周で争われた。
ポールポジションのフォッジアはスタートからレースをリード。1周目をフォッジアがトップで通過し、佐々木 歩夢(ハスクバーナ)、ステファノ・ネパ(KTM)、ディエゴ・モレイラ(KTM)らが続く。
1周目の最終コーナー進入でアドリアン・フェルナンデス(KTM)がハイサイド転倒、直後にいたセルジオ・ガルシア(ガスガス)が巻き込まれて転倒し、古里 太陽(ホンダ)もこれを避けてコースオフを余儀なくされる。
序盤からフォッジアが2番手にわずかにリードを取り、佐々木、ネパ、ダビド・ムニョス(KTM)、ジャウメ・マシア(KTM)、デニス・オンジュ(KTM)、リカルド・ロッシ(ホンダ)がトップ集団を形成。
佐々木も4周目には3番手以下にわずかにリードを取り、トップのフォッジアを追い、6周目にはフォッジアに追いつく。8周目にはムニョス、ロッシ、モレイラ、マシアもトップを争う二人に追いつき、トップ集団は6人に。中盤に差し掛かったころにはトップ争いの6人、7位争いのセカンドグループの6人がそれぞれ競り合いを繰り広げる。
トップ集団の競り合いの中からフォッジアが12周目にはわずかに抜け出すが、12周目の最終コーナー立ち上がりでラインを外し、その間に佐々木がトップに浮上。しかし、続く13周目の3コーナー手前のストレートでフォッジアが再び前に出る。
終盤の15周目にはトップ争いはフォッジア、佐々木、ロッシ、ムニョスの4人に絞られるが、この中からムニョスが脱落。フォッジア、佐々木、ロッシの3人が接戦のトップ争いを繰り広げ、残り2周でロッシがフォッジアを交わしてトップに立つが、フォッジアもすぐにトップを奪還すると、競り合うロッシと佐々木に約1秒のリードを取って最終ラップに入る。
フォッジアはそのリードをキープしたままトップでチェッカーを受け、シーズン4勝目を記録。佐々木とロッシの2番手争いは、最終ラップの最終コーナーでロッシが前に出るが、突っ込みすぎて立ち上がりではらみ、佐々木が2位でゴール。ロッシは3位に入賞し、昨年のフランスGP以来となるグランプリ通算2回目の表彰台を獲得した。
4位にネパ、5位にイサン・グエバラ(ガスガス)、6位にアンドレア・ミーニョ(ホンダ)、7位にモレイラ、8位にマシア、9位にムニョス、10位に山中 琉聖(KTM)が入賞。
古里は25位でゴール。鈴木 竜生(ホンダ)は8周目の1コーナー先でマシンを止めてリタイア。鳥羽 海渡(KTM)は2周目の9コーナーで転倒を喫しリタイアとなった。
チャンピオンシップ争いではグエバラがランキングトップをキープするが、ランキング2位のフォッジアとの差は49ポイント差に縮まった。
MotoGP第17戦タイGP Moto3クラス決勝結果
1 デニス・フォッジア(ホンダ)
2 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
3 リカルド・ロッシ(ホンダ)
4 ステファノ・ネパ(KTM)
5 イサン・グエバラ(ガスガス)
6 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
7 ディエゴ・モレイラ(KTM)
8 ジャウメ・マシア(KTM)
9 ダビド・ムニョス(KTM)
10 山中 琉聖(KTM)
11 ダニエル・オルガド(KTM)
12 ジョエル・ケルソ(KTM)
13 カルロス・タタイ(CFMOTO)
14 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
15 スコット・オグデン(ホンダ)
16 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
17 デニス・オンジュ(KTM)
18 エリア・バルトリーニ(KTM)
19 ビセンテ・ペレス(ホンダ)
20 イバン・オルトラ(KTM)
21 マリオ・アジ(ホンダ)
22 アナ・カラスコ(KTM)
23 ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
24 ニコラ・カラーロ(KTM)
25 古里 太陽(ホンダ)
R セルジオ・ガルシア(ガスガス)
R 鈴木 竜生(ホンダ)
R ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
R 鳥羽 海渡(KTM)
R アドリアン・フェルナンデス(KTM)
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