MotoGP第16戦日本GP、Moto3クラスは、栃木県のモビリティリゾート・もてぎで1日目のフリー走行を行ない、ディエゴ・モレイラ（KTM）が初日トップに立った。

　2019年以来の開催となった日本GPだが、前戦アラゴンGPからの連戦、ヨーロッパから日本への移動ということで、飛行機を使ったレース機材のロジスティクスの問題が発生する可能性を考え、タイムスケジュールを変更。金曜日午前中のセッションは開催されず、各クラス、初日は午後のFP1のみを開催するスケジュールとされた。Moto3クラスは明日土曜日午前中にFP2を行ない、2回のフリー走行の総合結果でQ1、Q2への振り分けが行なわれる。

　Moto3クラスのFP1は気温26度、路面温度32度のドライコンディションで行なわれた。セッション序盤をリードしたのはジャウメ・マシア（KTM）。マシアは開始6分すぎに1分58秒241を記録してリーダーボードのトップに立つ。開始22分すぎに山中 琉聖（KTM）が1分58秒097を記録してトップに浮上するが、その直後にイサン・グエバラ（ガスガス）が1分57秒664を記録して逆転。グエバラがしばらくリーダーボードのトップをキープする。

　残り3分を切った開始37分すぎに佐々木 歩夢（ハスクバーナ）が1分57秒493とファステストを更新してトップに浮上するが、セッション終了間際のラストアタックでデニス・フォッジア（ホンダ）が1分57秒447を記録して逆転。さらにその直後にモレイラが1分57秒252とタイムを更新し、初日をトップで終えた。

　2番手に1分57秒447でフォッジア、佐々木は1分57秒493で3番手で初日を終了。

　4番手にラストアタックで1分57秒565を記録してダビド・ムニョス（KTM）が続き、5番手に1分57秒585でジョン・マクフィー（ハスクバーナ）。鈴木 竜生（ホンダ）が1分57秒610で6番手に続いた。

　グエバラは終盤にタイムを更新できず1分57秒664で、7番手に。8番手に1分57秒695でリカルド・ロッシ（ホンダ）、9番手に1分57秒709でアンドレア・ミーニョ（ホンダ）の順で続き、山中はラストアタックで1分57秒792を記録して10番手で初日を終えた。

　鳥羽 海渡（KTM）は1分58秒001で12番手、20番手にで古里 太陽（ホンダ）はセッション序盤に5コーナーで転倒したが、ピットに戻って再びコースイン、ラストアタックで1分58秒749を記録して20番手。負傷欠場のアルベルト・スーラ（ホンダ）の代役としてグランプリデビューを飾ったジュニアGPライダーの濱田 寛太（ホンダ）は2分00秒041で28番手で初日を終えた。

MotoGP第16戦日本GP Moto3クラス1日目フリー走行結果
1 ディエゴ・モレイラ（KTM） 1分57秒252
2 デニス・フォッジア（ホンダ） 1分57秒447
3 佐々木 歩夢（ハスクバーナ） 1分57秒493
4 ダビド・ムニョス（KTM） 1分57秒565
5 ジョン・マクフィー（ハスクバーナ） 1分57秒585
6 鈴木 竜生（ホンダ） 1分57秒610
7 イサン・グエバラ（ガスガス） 1分57秒664
8 リカルド・ロッシ（ホンダ） 1分57秒695
9 アンドレア・ミーニョ（ホンダ） 1分57秒709
10 山中 琉聖（KTM） 1分57秒792
11 デニス・オンジュ（KTM） 1分57秒837
12 鳥羽 海渡（KTM） 1分58秒001
13 アドリアン・フェルナンデス（KTM） 1分58秒060
14 ジャウメ・マシア（KTM） 1分58秒098
15 チャビエル・アルティガス（CFMOTO） 1分58秒183
16 ダニエル・オルガド（KTM） 1分58秒248
17 セルジオ・ガルシア（ガスガス） 1分58秒418
18 ステファノ・ネパ（KTM） 1分58秒432
19 イバン・オルトラ（KTM） 1分58秒459
20 古里 太陽（ホンダ） 1分58秒749
21 ジョエル・ケルソ（KTM） 1分58秒767
22 マリオ・アジ（ホンダ） 1分58秒782
23 カルロス・タタイ（CFMOTO） 1分59秒299
24 ロレンソォ・フロン（ホンダ） 1分59秒463
25 エリア・バルトリーニ（KTM） 1分59秒564
26 スコット・オグデン（ホンダ） 1分59秒582
27 ジョシュア・ワットリー（ホンダ） 1分59秒983
28 濱田 寛太（ホンダ） 2分00秒041
29 アナ・カラスコ（KTM） 2分00秒385
30 ニコラ・カラーロ（KTM） 2分00秒677