MotoGP第15戦アラゴンGP Moto3決勝
2022/09/19
MotoGP第15戦アラゴンGP、Moto3クラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで決勝レースを行ない、イサン・グエバラ(ガスガス)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温19度、路面温度26度のドライコンディションの下、19周で争われた。
ポールポジションスタートのグエバラはスタートからレースをリード。2番グリッドの佐々木 歩夢(ハスクバーナ)、3番グリッドのダニエル・オルガド(KTM)が続き、1周目からこの3人が4番手以下にコンマ8秒のリードを取ってトップ集団を形成する。
その差は3周目には約1秒半に広がり、グエバラ、佐々木、オルガドのオーダーで周回を重ねて行く。トップ集団の中でポジションの入れ替えはなく、レースは中盤を迎え、10周目にはその差は約5秒に拡大。
レース終盤に入る14周目にはグエバラが区間ファステストを更新してスパートをかける。佐々木はこれについていくが、オルガドはついて行けずに脱落。16周目には佐々木から約1秒遅れの単独3番手となる。
グエバラはそのあともプッシュを続け、佐々木もついて行くが、残り2周でグエバラがわずかに逃げ、そのままトップでチェッカーを受け、今シーズン4勝目を記録した。佐々木は0秒957差の2位に入賞。オルガドが3位に入賞し、グランプリ初表彰台を獲得。
4番手争いは鈴木 竜生(ホンダ)、イバン・オルトラ(KTM)、ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)の3人が接戦を繰り広げたが、4周目にはこれにデニス・オンジュ(KTM)が加わり、さらに中盤以降は大きな集団となって接戦を展開。最後はオンジュが抜け出し単独4位でゴール。
最終ラップまで接戦となった5番手争いをアドリアン・フェルナンデス(KTM)が制し、オルトラが6位、ダビド・ムニョス(KTM)が7位でゴール。ムニョスは14周目にフェルナンデスをコースオフさせたことでロングラップペナルティを受け、一度はポジションを下げたものの、追い上げて7位に入賞。8位にジャウメ・マシア(KTM)。9位にカルロス・タタイ(CFMOTO)、10位にジョン・マクフィー(ハスクバーナ)が入賞。鈴木は最終ラップに7番手で入ったものの、最終ラップの混戦の中で12位でゴールとなった。
古里 太陽(ホンダ)は17位でゴール。鳥羽 海渡(KTM)は23位でチェッカーを受けた。山中 琉聖(KTM)は1周目の13コーナーで転倒、再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアとなった。
チャンピオンシップ争いではグエバラがランキングトップをキープ。ランキング2位のセルジオ・ガルシア(ガスガス)が13位に終わり、ポイント差は33ポイントに広がった。佐々木はランキング4位に浮上した。
MotoGP第15戦アラゴンGP Moto3クラス決勝結果
1 イサン・グエバラ(ガスガス)
2 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
3 ダニエル・オルガド(KTM)
4 デニス・オンジュ(KTM)
5 アドリアン・フェルナンデス(KTM)
6 イバン・オルトラ(KTM)
7 ダビド・ムニョス(KTM)
8 ジャウメ・マシア(KTM)
9 カルロス・タタイ(CFMOTO)
10 ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
11 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
12 鈴木 竜生(ホンダ)
13 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
14 デニス・フォッジア(ホンダ)
15 ディエゴ・モレイラ(KTM)
16 リカルド・ロッシ(ホンダ)
17 古里 太陽(ホンダ)
18 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
19 ステファノ・ネパ(KTM)
20 エリア・バルトリーニ(KTM)
21 ジョエル・ケルソ(KTM)
22 スコット・オグデン(ホンダ)
23 鳥羽 海渡(KTM)
24 マリオ・アジ(ホンダ)
25 アナ・カラスコ(KTM)
26 アレッサンドロ・モロシ(KTM)
27 マリア・エレーラ(KTM)
R 山中 琉聖(KTM)
R ロレンソォ・フロン(ホンダ)
R ニコラ・カラーロ(KTM)
R ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
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