MotoGP第14戦サンマリノ・リビエラ・リミニGP Moto3決勝
2022/09/05
MotoGP第14戦サンマリノ・リビエラ・リミニGP、Moto3クラスは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、デニス・フォッジア(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温27度、路面温度33度のドライコンディションの下、23周で争われた。
ポールポジションからデニス・オンジュ(KTM)が好スタートでレースをリード。スタート直後の1コーナーでセルジオ・ガルシア(ガスガス)とアドリアン・フェルナンデス(KTM)が接触し、1、2コーナーをショートカットして、コースに復帰したものの、審議対象となる。さらに続く4コーナーではニコラ・カラーロ(KTM)が佐々木 歩夢(ハスクバーナ)に追突、両者転倒リタイアとなる。この接触は審議対象となり、カラーロには次戦アラゴンGPの決勝でロングラップペナルティが科せられることになった。
レースは2周目にイサン・グエバラ(ガスガス)がオンジュを交わしてトップに浮上。9周目までグエバラがレースをリードするが、10周目の8コーナーでフォッジアがトップに浮上する。この時点でトップ集団はフォッジア、グエバラ、ダニエル・オルガド(KTM)、ジャウメ・マシア(KTM)の4人。やや間隔を置いて、鈴木 竜生(ホンダ)、ダビド・ムニョス(KTM)、オンジュ、ディエゴ・モレイラ(KTM)の4人が5番手を争っていた。
14周目になるとオンジュと鈴木がトップ集団に追いつき、トップ争いは6人のライダーによるバトルとなるが、終盤に差し掛かった20周目あたりから鈴木とオルガドが遅れ始め、トップ争いは4人に。フォジアがトップをキープするが、グエバラ、マシアがフォジアにしかける。
最終ラップにトップで入ったのはフォッジア。8コーナーではオンジュが2番手に浮上するが、マシア、グエバラが再び先行。フォッジアはトップを守り切り、今シーズン3勝目を記録。2021年のサンマリノGP、エミリア・ロマーニャGPに続いて、ミサノが舞台となるレースで3連勝を達成した。僅差の2位にマシア、3位にグエバラが入賞。オンジュは4位でゴールした。
オルガドが5位、鈴木が6位に入賞。7位にモレイラ、8位にオルトラ、9位にマクフィー、10位にネパが入賞。山中は7人による7位争いに加わり、13位に入賞した。鳥羽 海渡(KTM)はトラックリミットオーバーにより3秒のタイムペナルティが加算されて19位、古里 太陽(ホンダ)は21位でゴール。
ガルシアはスタート直後の接触の後、追い上げ途中の5周目の4コーナーで転倒。一度ピットに戻り、再びコースインしたが、周回遅れにも関わらず、他車にポジションを譲らなかったため、ブラックフラッグを振られて失格となった。
ポイントランキングではガルシアがノーポイントに終わったため、グエバラがランキングトップに浮上。二人の差は11ポイントとなった。フォッジアはランキング3位は変わらないものの、トップから35ポイント差に縮めた。ノーポイントの佐々木はランキング4位から6位に後退した。
MotoGP第14戦サンマリノ・リビエラ・リミニGP Moto3クラス決勝結果
1 デニス・フォッジア(ホンダ)
2 ジャウメ・マシア(KTM)
3 イサン・グエバラ(ガスガス)
4 デニス・オンジュ(KTM)
5 ダニエル・オルガド(KTM)
6 鈴木 竜生(ホンダ)
7 ディエゴ・モレイラ(KTM)
8 イバン・オルトラ(KTM)
9 ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
10 ステファノ・ネパ(KTM)
11 リカルド・ロッシ(ホンダ)
12 ダビド・ムニョス(KTM)
13 山中 琉聖(KTM)
14 ジョエル・ケルソ(KTM)
15 エリア・バルトリーニ(KTM)
16 アドリアン・フェルナンデス(KTM)
17 アルベルト・スーラ(ホンダ)
18 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
19 鳥羽 海渡(KTM)
20 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
21 古里 太陽(ホンダ)
22 アナ・カラスコ(KTM)
23 ハリソン・ボイト(ホンダ)
24 ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
25 スコット・オグデン(ホンダ)
R カルロス・タタイ(CFMOTO)
R マリオ・アジ(ホンダ)
R アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
R 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
R ニコラ・カラーロ(KTM)
DQ セルジオ・ガルシア(ガスガス)
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