SBK(スーパーバイク世界選手権)第2戦オランダ 2日目
2022/04/24
SBK(スーパーバイク世界選手権)第2戦オランダラウンドは、オランダのアッセンで2日目のスーパーポール、レース1が開催された。
SBKではトプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)が1分32秒934でポールポジションを獲得。ラズガットリオグルはFP3でもトップタイムを記録。2番手に1分33秒412でアレックス・ロウズ(カワサキ)、3番手に1分33秒621でジョナサン・レイ(カワサキ)の順で続いた。
4番手に1分33秒888でアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、フリー走行総合トップでスーパーポールに進んだアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)は1分34秒018で5番手に。6番手に1分34秒175でギャレット・ガーロフ(ヤマハ)、7番手に1分34秒453でロリス・バズ(BMW)、8番手に1分34秒543でイケル・レクオナ(ホンダ)、9番手に1分34秒666でアクセル・バッサーニ(ドゥカティ)、10番手に1分34秒702でルーカス・マヒアス(カワサキ)の順で続き、野左根 航汰(ヤマハ)はフリー走行総合18番手、スーパーポールでは1分35秒215を記録して16番手となった。
決勝レース1は気温15度、路面温度22度のドライコンディションの下、21周で争われた。ポールポジションからスタートしたラズガットリオグルのリードでレースが始まり、レイ、ロカテッリ、ロウズ、バウティスタ、スーパーポールで転倒を喫し、12番グリッドから好ダッシュを見せたマイケル・リナルディ(ドゥカティ)が続き、序盤は6人のライダーがトップ集団を形成した。
4周目の最終コーナー立ち上がりからコントロールラインにかけて、レイがラズガットリオグルをパスしてトップに浮上。10周目にはバウティスタがロウズを交わして4番手に浮上。13周目にはラズガットリオグルがレイを交わしてトップを奪い返す。
3番手のバウティスタは、14周目にはロカテッリを交わして3番手に浮上するとトップを争う二人に接近。14周目以降はトップ争いはレイ、ラズガットリオグル、バウティスタの3人による接戦となる。
16周目の1コーナー進入でレイが再びトップに立ち、バウティスタもラズガットリオグルを交わして2番手に。バウティスタは18周目にレイの前に出るが、レイもすぐにトップを奪い返す。
レース終盤に入っても3人が僅差でトップ争いを展開するが、最終ラップに入るころにはラズガットリオグルがやや遅れ始め、最後はレイとバウティスタの一騎打ちに。しかし、レイはバウティスタを最後まで抑え込み、0秒103の僅差でトップでゴールラインを越え、シーズン2勝目を記録。この勝利はカワサキに加入して通算100勝目の勝利となった。
バウティスタが2位に入賞、ラズガットリオグルはバウティスタから0秒911遅れの3位でチェッカーを受けた。
4位にロカテッリが入賞。5位にレクオナが続き、インディペンデントチームトップの6位にバズが入賞。7位にフィリップ・エッテル(ドゥカティ)、8位にガーロフ、9位にスコット・レディング(BMW)、10位にバッサーニ(ドゥカティ)の順で続いた。
16番グリッドからスタートした野左根は1周目を14番手で終え、入賞圏内で周回を重ねた、最後はマヒアス、レオン・ハスラム(カワサキ)との接戦の15番手争いを展開。僅差の17位でチェッカーを受け、レース中のオーバーテイク回数を争うランキングではトップとなる17ポイントを獲得した。
ロウズは10周目にマシントラブルが発生し、ピットに戻ってリタイア。リナルディはトップ争いから遅れた後、6番手を走っていたが、16周目の5コーナーで転倒。再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアとなった。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)では、スーパーポールでドミニク・エガータ(ヤマハ)が1分36秒906でポールポジションを獲得。2番手に1分37秒357でジャン・オンジュ(カワサキ)、3番手に1分37秒374でニッコロ・ブレーガ(ドゥカティ)の順で続いた。
決勝は気温18度、路面温度30度のドライコンディションの下、18周の予定でスタート。序盤をエガータがリード、4周目にブレーガがトップに立ったが、6周目以降をグレン・ファン・ストラーレン(ヤマハ)がリードする。ところが、13周目に後方でクラッシュが発生し、赤旗が出てレース成立となり、その時点でトップの座を奪い返していたエガータが今シーズン2勝目を記録した。ストラーレンは僅差の2位。3位にブレーガが入賞しt。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)では、ビクター・スティーマン(カワサキ)が1分48秒961でポールポジションを獲得。2番手に1分49秒165でサミュエル・ディ・ソラ(カワサキ)、3番手に1分49秒381でイニゴ・イグレシアス(カワサキ)に続いた。
気温16度、路面温度27度のドライコンディションの下、14周で争われた決勝レース1では、スティーマンとディ・ソラが後続を引き離してトップ争いを展開。最終ラップまで続いた接戦を制してスティーマンはホームレースでポールtoウインを飾った。僅差の2位にディ・ソラが入賞。
トップの二人が逃げた後、5人による接戦となった3位争いをミルコ・ジェンナイ(ヤマハ)が制して表彰台を獲得。僅差の4位に岡谷 雄太(カワサキ)が入賞した。予選13番手から追い上げて、序盤から3番手争いの集団に加わった岡谷は、何度も集団のバトルをリードしていたが、惜しくも表彰台を逃した。
SBK第2戦オランダ SBK2日目予選 リザルト
1 トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ) 1分32秒934
2 アレックス・ロウズ(カワサキ) 1分33秒412
3 ジョナサン・レイ(カワサキ) 1分33秒621
4 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 1分33秒888
5 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 1分34秒018
6 ギャレット・ガーロフ(ヤマハ) 1分34秒175
7 ロリス・バズ(BMW) 1分34秒453
8 イケル・レクオナ(ホンダ) 1分34秒543
9 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ) 1分34秒666
10 ルーカス・マヒアス(カワサキ) 1分34秒702
11 フィリップ・エッテル(ドゥカティ) 1分35秒018
12 マイケル・リナルディ(ドゥカティ) 1分35秒045
13 スコット・レディング(BMW) 1分35秒047
14 チャビ・ビエルへ(ホンダ) 1分35秒199
15 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW) 1分35秒206
16 野左根 航汰(ヤマハ) 1分35秒215
17 レオン・ハスラム(カワサキ) 1分35秒590
18 ガブリエーレ・ルイユ(BMW) 1分35秒761
19 レアンドロ・メルカド(ホンダ) 1分35秒956
20 クリストフ・ポンソン(ヤマハ) 1分36秒000
21 ハフィス・シャリン(ホンダ) 1分36秒553
22 ロベルト・タンブリーニ(ヤマハ) 1分36秒634
23 オリバー・クーニッヒ(カワサキ) 1分37秒027
NQ ルカ・ベルナルディ(ドゥカティ)
SBK第2戦オランダ SBK決勝レース1 リザルト
1 ジョナサン・レイ(カワサキ)
2 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
3 トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)
4 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
5 イケル・レクオナ(ホンダ)
6 ロリス・バズ(BMW)
7 フィリップ・エッテル(ドゥカティ)
8 ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)
9 スコット・レディング(BMW)
10 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)
11 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
12 クリストフ・ポンソン(ヤマハ)
13 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
14 ロベルト・タンブリーニ(ヤマハ)
15 ルーカス・マヒアス(カワサキ)
16 レオン・ハスラム(カワサキ)
17 野左根 航汰(ヤマハ)
18 ルカ・ベルナルディ(ドゥカティ)
19 レアンドロ・メルカド(ホンダ)
20 ハフィス・シャリン(ホンダ)
21 オリバー・クーニッヒ(カワサキ)
R マイケル・リナルディ(ドゥカティ)
R アレックス・ロウズ(カワサキ)
R ガブリエーレ・ルイユ(BMW)
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