MotoGP第4戦アメリカズGP MotoGP決勝
2022/04/11
MotoGP第4戦アメリカズGP、MotoGPクラスは、アメリカのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で決勝レースを行ない、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温26度、路面温度37度のドライコンディションの下、20周で争われた。
レースはジャック・ミラー(ドゥカティ)のリードで始まり、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、バスティアニーニ、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)と予選結果どおり、ドゥカティ勢が序盤から上位を独占。
アレックス・リンス(スズキ)が序盤からドゥカティ勢に果敢に挑み、ザルコ、バスティアニーニを交わして、10周目の11コーナーで3番手に浮上する。
スタートから11周目までミラー、マルティンのワンツー体制が続いていたが、12周目の1コーナーでバスティアニーニがマルティンを交わして2番手に浮上。さらにS字でリンスもマルティンを交わして3番手に浮上し、トップのミラーを追う。
ミラーとの差を縮めたバスティアニーニは、16周目のバックストレートでスリップから抜け出し、トップに浮上。そこから差を開いて単独トップに立つと、そのまま、開幕戦カタールに続いて2勝目を記録した。
2番手争いは終盤にリンスがミラーに追いつき接戦を展開。最終ラップの19コーナーで前に出ると、2位でゴールし、スズキにとってグランプリ通算500回目となる表彰台に立った。
追い上げたジョアン・ミル(スズキ)が4位に続き、バニャーヤは5位に入賞。スタートで出遅れたマルク・マルケス(ホンダ)は追い上げて、終盤はファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、マルティンと接戦の6番手争い制して6位に入賞。僅差の7位にクアルタラロが続いた。マルティンは最後は二人についていけず、単独8位でゴール。
9位にザルコ、10位にマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が入賞した。アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)が11位、ブラッド・ビンダー(KTM)が12位、ポル・エスパロガロ(ホンダ)が13位、中上 貴晶(ホンダ)が14位に入賞。9位争いは4人が、13位争いはポル・エスパロガロと中上が最後まで接戦を展開した。
中上から10秒以上遅れてアンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)が15位に入賞。フランコ・モルビデリ(ヤマハ)は15位でチェッカーを受けたが、最終ラップのトラックリミットオーバーにより1ポジション降格の16位となった。
17位にルカ・マリーニ(ドゥカティ)、18位にミゲール・オリベイラ(KTM)、19位にラウル・フェルナンデス(KTM)、20位にレミー・ガードナー(KTM)、21位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)の順でゴール。ダリン・ビンダー(ヤマハ)は途中でピットインしながら、再びコースに戻り、22位で完走した。
アレックス・マルケス(ホンダ)は6周目の11コーナーで転倒リタイア。マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)は2周目の15コーナーで転倒、再スタートを切ったが、マシンにダメージを負い、ブラックフラッグ・オレンジディスク旗を掲示されて、マシンを止めてリタイアに終わった。
MotoGP第4戦アメリカズGP MotoGPクラス決勝結果
1 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
2 アレックス・リンス(スズキ)
3 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
4 ジョアン・ミル(スズキ)
5 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
6 マルク・マルケス(ホンダ)
7 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
8 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
9 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
10 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
11 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
12 ブラッド・ビンダー(KTM)
13 ポル・エスパロガロ(ホンダ)
14 中上 貴晶(ホンダ)
15 アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)
16 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
17 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
18 ミゲール・オリベイラ(KTM)
19 ラウル・フェルナンデス(KTM)
20 レミー・ガードナー(KTM)
21 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
22 ダリン・ビンダー(ヤマハ)
R アレックス・マルケス(ホンダ)
R マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
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