MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP MotoGP決勝
2021/10/25
MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP、MotoGPクラスは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温18度、路面温度23度のドライコンディションの下、27周で争われた。
ポールポジションスタートのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)がレースをリード、チームメイトのジャック・ミラー(ドゥカティ)が2番手、7番グリッドから好ダッシュを見せたマルク・マルケスが3番手に続き、2周目には3番手以下に約1秒半のリードを取ってトップ争いを展開する。
ところが3周目の15コーナーでミラーが転倒を喫しリタイアに。トップ争いはバニャーヤとマルケスの一騎打ちとなる。接戦のトップ争いは序盤から終盤まで続き、終盤の22周目にはバニャーヤがマルケスとの差をコンマ7秒ほどに広げ、逃げにかかったが、23周目の15コーナーで転倒。これでマルケスがトップに立ち、今シーズン3勝目を記録した。
序盤からセカンドグループの先頭をキープしていたポル・エスパルガロ(ホンダ)がバニャーヤの転倒で2番手に上がり、そのまま2位に入賞。今シーズンベスト、ホンダで初となる表彰台を獲得し、レプソル・ホンダがワンツーフィニッシュを達成した。
3番手争いは最終ラップまでファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が接戦を展開。最終ラップの14コーナーで前に出ることに成功したバスティアニーニが3位表彰台を獲得した。
クアルタラロは僅差の4位でゴールとなったが、ランキング2位のバニャーヤが転倒リタイアでノーポイントに終わったため、クアルタラロが2戦を残してMotoGP初タイトルを確定させた。
5位にヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、6位にアレックス・リンス(スズキ)、7位にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、8位にマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、9位にルカ・マリーニ(ドゥカティ)が入賞。ホームレースラストランのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は10位でチェッカーを受けた。
ブラッド・ビンダー(KTM)は中盤にトラックリミットオーバーのロングラップペナルティを受けたが、11位に入賞。ワイルドカード参戦のミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が12位に入賞した。アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)は終盤にトラックリミットオーバーのロングラップペナルティを受け13位、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)も終盤にトラックリミットオーバーのロングラップペナルティを受け14位。
中上 貴晶(ホンダ)は6人による8番手争いに加わっていた13番手走行中の9周目に転倒、再スタートして15位に入賞した。
ミゲール・オリベイラ(KTM)は序盤からセカンドグループの4番手を走行していたが、バニャーヤの転倒で3番手に浮上した直後の23周目に転倒を喫し、リタイアに終わった。
ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)は10番手走行中の13周目の1コーナーで転倒リタイア。イケル・レクオナ(KTM)は11周目に転倒リタイア。アレックス・マルケス(ホンダ)は12番手走行中の10周目にマシントラブルによりリタイアに終わった。
ダニロ・ペトルッチ(KTM)は3周目の2コーナーでジョアン・ミル(スズキ)の転倒に巻き込まれて転倒しリタイア。ミルはジャンプスタートで、ロングラップペナルティを科せられたが、ペナルティを消化する前に3周目の2コーナーで転倒しリタイアに終わった。
MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP MotoGPクラス決勝結果
1 マルク・マルケス(ホンダ)
2 ポル・エスパルガロ(ホンダ)
3 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
4 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
5 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
6 アレックス・リンス(スズキ)
7 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
8 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
9 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
10 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
11 ブラッド・ビンダー(KTM)
12 ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)
13 アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)
14 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
15 中上 貴晶(ホンダ)
R フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
R ミゲール・オリベイラ(KTM)
R ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
R イケル・レクオナ(KTM)
R アレックス・マルケス(ホンダ)
R ジャック・ミラー(ドゥカティ)
R ダニロ・ペトルッチ(KTM)
R ジョアン・ミル(スズキ)
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