MotoGP第15戦アメリカズGP、MotoGPクラスは、アメリカのCOTA（サーキット・オブ・ジ・アメリカズ）で決勝レースを行ない、マルク・マルケス（ホンダ）が優勝した。

　MotoGPクラスの決勝レースは気温32度、路面温度41度のドライコンディションの下、20周で争われた。

　3番グリッドから好スタートを切り、トップに立ったマルク・マルケスは、7周目には2番手以下に約1秒半のリードを築き、そのまま独走。2位に4秒679差をつけて、今シーズン2勝目を記録した。COTAでは2018年以来、通算7勝目。アメリカで開催されるGPでは通算11勝目となる。

　2位にファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）が入賞。クアルタラロは序盤から2番手をキープ。中盤には3番手以下に差をつけ、そのまま2位に入賞した。レース終盤に3番手に浮上したフランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ）が3位に入賞。

　4位にアレックス・リンス（スズキ）が続き、ホルヘ・マルティン（ドゥカティ）は5位に入賞。マルティンは17周目まで3番手につけていたが、ショートカットにより、17周目ににロングラップペナルティを受け、バニャーヤ、リンスに交わされてしまった。

　16番グリッドからスタートしたエネア・バスティアニーニ（ドゥカティ）は6位まで挽回。7位にジャック・ミラー（ドゥカティ）、8位にジョアン・ミル（スズキ）、9位にブラッド・ビンダー（KTM）、10位にポル・エスパルガロ（ホンダ）の順で入賞した。

　ミゲール・オリベイラ（KTM）が11位、アレックス・マルケス（ホンダ）が12位、アンドレア・ドビジオーゾ（ヤマハ）が13位、ルカ・マリーニ（ドゥカティ）が14位、バレンティーノ・ロッシ（ヤマハ）が15位に入賞。

　イケル・レクオナ（KTM）は16位でゴール。朝のウォームアップセッションでトップタイムを記録していた中上 貴晶（ホンダ）は2周目の12コーナーで転倒。再スタートし、17位でチェッカーを受けた。

　ダニロ・ペトルッチ（KTM）は18位に、フランコ・モルビデリ（ヤマハ）は19位でゴール。アレイシ・エスパルガロ（アプリリア）は10周目の13コーナーで転倒を喫しリタイア。ヨハン・ザルコ（ドゥカティ）は5周目の1コーナーで転倒を喫しリタイアに終わった。

MotoGP第15戦アメリカズGP MotoGPクラス決勝結果
1 マルク・マルケス（ホンダ）
2 ファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）
3 フランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ）
4 アレックス・リンス（スズキ）
5 ホルヘ・マルティン（ドゥカティ）
6 エネア・バスティアニーニ（ドゥカティ）
7 ジャック・ミラー（ドゥカティ）
8 ジョアン・ミル（スズキ）
9 ブラッド・ビンダー（KTM）
10 ポル・エスパルガロ（ホンダ）
11 ミゲール・オリベイラ（KTM）
12 アレックス・マルケス（ホンダ）
13 アンドレア・ドビジオーゾ（ヤマハ）
14 ルカ・マリーニ（ドゥカティ）
15 バレンティーノ・ロッシ（ヤマハ）
16 イケル・レクオナ（KTM）
17 中上 貴晶（ホンダ）
18 ダニロ・ペトルッチ（KTM）
19 フランコ・モルビデリ（ヤマハ）
R アレイシ・エスパルガロ（アプリリア）
R ヨハン・ザルコ（ドゥカティ）