MotoGP第15戦アメリカズGP、MotoGPクラスは、アメリカのCOTA（サーキット・オブ・ジ・アメリカズ）で2日目の予選を行ない、フランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ）が2分02秒781でポールポジションを獲得した。

　MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはジャック・ミラー（ドゥカティ）。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1でルカ・マリーニ（ドゥカティ）がトップタイムを記録、2番手にジョアン・ミル（スズキ）が続き、Q1上位につけた二人を加えた12名のライダーによって、Q2は気温31度、路面温度41度のドライコンディションで争われた。

　1回目のコースインでトップに立ったのはマルク・マルケス（ホンダ）。マルク・マルケスは、開始6分50秒すぎに2分03秒209を記録する。バニャーヤは2回目のコースインの計測2周目に2分02秒781を記録してトップに浮上。前戦に続いて、今シーズン4回目となるポールポジションを獲得した。

　2番手にセッション終盤のアタックで2分03秒129を記録したファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）が続き、マルク・マルケスは2回目のコースインで自己ベストを更新できず、2分03秒209で3番手となったが、マルク・マルケスのフロントロウ獲得は2020年のスペインGP以来となった。

　4番手に2分03秒278でホルヘ・マルティン（ドゥカティ）。中上 貴晶（ホンダ）はフリー走行総合2番手でQ2に進み、Q2では2分03秒292を記録して5番手を獲得。

　6番手に2分03秒379でヨハン・ザルコ（ドゥカティ）、7番手に2分03秒453でアレックス・リンス（スズキ）、8番手に2分03秒528でミルの順で続き、Q1トップのマリーニは2分03秒546で9番手を獲得。FP3、FP4でトップタイムを記録していたミラーは、Q2では2分03秒720で10番手に止まった。ブラッド・ビンダー（KTM）が2分03秒781で11番手、ポル・エスパルガロ（ホンダ）が2分03秒875で12番手に続き、ここまでがQ2のタイムでグリッドを決定。

　以下、Q1のタイム順に、フランコ・モルビデリ（ヤマハ）が2分03秒872で13番手、アンドレア・ドビジオーゾ（ヤマハ）が2分04秒044で14番手、アレックス・マルケス（ホンダ）が2分04秒100で15番手。

　16番手に2分04秒118でエネア・バスティアニーニ（ドゥカティ）、17番手に2分04秒324でイケル・レクオナ（KTM）、18番手に2分04秒392でミゲール・オリベイラ（KTM）、19番手に2分04秒419でアレイシ・エスパルガロ（アプリリア）、20番手に2分04秒699でバレンティーノ・ロッシ（ヤマハ）、21番手に2分04秒829でダニロ・ペトルッチ（KTM）の順となった。

　マーベリック・ビニャーレス（アプリリア）は先週のSSP300クラスのアクシデントで、従妹を亡くしたため今レースを欠場。代役は起用されない。

MotoGP第15戦アメリカズGP MotoGPクラス2日目予選総合結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ） 2分02秒781 （Q2）
2 ファビオ・クアルタラロ（ヤマハ） 2分03秒129 （Q2）
3 マルク・マルケス（ホンダ） 2分03秒209 （Q2）
4 ホルヘ・マルティン（ドゥカティ） 2分03秒278 （Q2）
5 中上 貴晶（ホンダ） 2分03秒292 （Q2）
6 ヨハン・ザルコ（ドゥカティ） 2分03秒379 （Q2）
7 アレックス・リンス（スズキ） 2分03秒453 （Q2）
8 ジョアン・ミル（スズキ） 2分03秒528 （Q2）
9 ルカ・マリーニ（ドゥカティ） 2分03秒546 （Q2）
10 ジャック・ミラー（ドゥカティ） 2分03秒720 （Q2）
11 ブラッド・ビンダー（KTM） 2分03秒781 （Q2）
12 ポル・エスパルガロ（ホンダ） 2分03秒875 （Q2）
13 フランコ・モルビデリ（ヤマハ） 2分03秒872 （Q1）
14 アンドレア・ドビジオーゾ（ヤマハ） 2分04秒044 （Q1）
15 アレックス・マルケス（ホンダ） 2分04秒100 （Q1）
16 エネア・バスティアニーニ（ドゥカティ） 2分04秒118 （Q1）
17 イケル・レクオナ（KTM） 2分04秒324 （Q1）
18 ミゲール・オリベイラ（KTM） 2分04秒392 （Q1）
19 アレイシ・エスパルガロ（アプリリア） 2分04秒419 （Q1）
20 バレンティーノ・ロッシ（ヤマハ） 2分04秒699 （Q1）
21 ダニロ・ペトルッチ（KTM） 2分04秒829 （Q1）