EWC(世界耐久選手権)第3戦ボルドール24時間 決勝
2021/09/20
EWC(世界耐久選手権)第3戦ボルドール24時間はフランスのポール・リカールで決勝レースを行ない、ヨシムラ SERT モチュール/スズキGSX-R1000が優勝した。
ポールポジションからスタートしたヨシムラ SERT モチュールは、スタートからレースをリード。深夜に断続的ににわか雨が降り、ライバルチームがマシントラブルなどで脱落していく中、ボルドール24時間の最多周回記録となる704周を達成。その内の615周に渡り、レースをリードし、2位に19周の差をつけて独走優勝を達成し、ランキングトップで最終戦モストを迎えることになった。
2位にヤマハのプライベートチーム、MOTO AIN/ヤマハYZF-R1が685周を回って入賞し、初表彰台を獲得。3位にスーパーストッククラスのBMRT 3D MAXXESS NEVERS/カワサキZX-10Rが681周を回って入賞し、最終戦を待たずに2021年FIMスーパーストック・ワールドカップのタイトルを獲得した。
YART - Yamaha Official Team EWC/ヤマハYZF-R1は353周を回ったが、12時間経過前にマシントラブルでリタイア、F.C.C. TSR Honda France/ホンダCBR1000RR-Rは315周を回り、11時間経過前にマシントラブルでリタイア、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM/BMW M1000RRは224周を回り、8時間経過前にマシントラブルでリタイア、WEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE TRICKSTAR/カワサキZX-10Rは210周を回り、7時間経過前にマシントラブルでリタイアと序盤は上位を争っていた有力チームは次々にリタイア。
スタート時点での暑さや深夜の雨など、厳しいコンディションの中で争われた今年のボルドール24時間だが、参加41チーム中、フィニッシュラインを通過したのは20チームと過酷なサバイバルレースとなった。
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