MotoGP第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP Moto3決勝
2021/09/20
MotoGP第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP、Moto3クラスは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、デニス・フォッジア(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温26度、路面温度28度のドライコンディションの下、23周で争われた。
ポールポジションからスタートしたロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)が好スタートでレースをリード。フェナティはレース中盤には2番手以下に2秒以上の差をつけ、独走する。ところが、14周目の15コーナーで転倒を喫しリタイアに終わってしまう。
10周目に2番手に浮上していたフォッジアはこれでトップに浮上。アンドレア・ミーニョ(ホンダ)が2番手に続き、トップ争いを展開する。終盤にはこれにニッコロ・アントネッリ(KTM)が加わり、最終ラップまでイタリア人による接戦のトップ争いが展開。
フォッジアが接戦を制して前戦アラゴンに続いて連勝、今シーズン4勝目を記録した。アントネッリは序盤から2番手で周回を重ねていたが、10周目に4コーナーでラインを外し、一時は7番手まで後退。そこから追い上げてトップ集団に復帰し、残り3周でミーニョを交わして2番手に浮上。フォッジアに勝負をしかけることはできなかったが、0秒565差の2位に入賞し、今シーズン3度目となる表彰台に立った。ミーニョが3番手に続き、表彰台をイタリア人ライダーが独占した。
4位にセルジオ・ガルシア(ガスガス)、5位にジャウメ・マシア(KTM)が続き、ダリン・ビンダー(ホンダ)が6位に入賞。ポイントリーダーのペドロ・アコスタ(KTM)は7位に入賞。8位にカルロス・タタイ(KTM)、9位にステファノ・ネパ(KTM)が続き、13番グリッドからスタートした佐々木 歩夢(KTM)は序盤からトップ10圏内を走り、終盤まで続いた5人による7番手争いに加わり、10位に入賞した。
鳥羽 海渡(KTM)が14位に入賞。Q1で転倒しタイムを記録できなかったため、29番グリッドからスタートした鈴木 竜生(ホンダ)は追い上げて15位に入賞。山中 琉聖(KTM)は17位でチェッカーを受けた。
國井 勇輝(ホンダ)はFP3でのライン上でのスロー走行により他車の転倒を誘発させたとして、FIM MotoGPスチュワードより失格とする裁定を受けた。國井とチームはこの裁定を不服として控訴したが、FIM MotoGPアピールスチュワードでヒアリングと動画検証を行なった結果、スチュワードの決定が確認され、今レースの失格が決定。決勝レースには出場できなかった。
MotoGP第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP Moto3クラス決勝結果
1 デニス・フォッジア(ホンダ)
2 ニッコロ・アントネッリ(KTM)
3 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
4 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
5 ジャウメ・マシア(KTM)
6 ダリン・ビンダー(ホンダ)
7 ペドロ・アコスタ(KTM)
8 カルロス・タタイ(KTM)
9 ステファノ・ネパ(KTM)
10 佐々木 歩夢(KTM)
11 リカルド・ロッシ(KTM)
12 イサン・グエバラ(ガスガス)
13 ジョン・マクフィー(ホンダ)
14 鳥羽 海渡(KTM)
15 鈴木 竜生(ホンダ)
16 ジェレミー・アルコバ(ホンダ)
17 山中 琉聖(KTM)
18 マッテオ・ベルテッレ(KTM)
19 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
20 アドリアン・フェルナンデス(ハスクバーナ)
21 デニス・オンジュ(KTM)
22 マクシミリアン・コフラー(KTM)
23 アルベルト・スーラ(ホンダ)
24 アンディ・イズデイハール(ホンダ)
R フィリップ・サラッチ(KTM)
R チャビエル・アルティガス(ホンダ)
R ロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)
R エリア・バルトリーニ(KTM)
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