全日本RR第7戦オートポリス【ST1000決勝】岡本裕生がドッグファイトを制す、チャンピオンは渡辺一馬
2021/09/19
「今までのレースで一番うれしい優勝です」と岡本
優勝
岡本 裕生(bLUcRUニトロレーシング51 YAMAHA)
「去年ST600でタイトルを取ることができ、ヤマハとチーム、いろいろな方にサポートしてもらって、今年はST1000に出られることになりました。自信があった訳ではありませんが、トップ争いをしなきゃいけないという変なプレッシャーがありました。今シーズンは特に追い込んでトレーニングしたし、そういう環境も作ってもらったので、結果でお返ししなければいけないシーズンでした。ここまでなかなかうまくいかなかったけれど、最後に優勝で終わることができて、チームや関係者の皆さんに少しは恩返しできたかなと思います」
「最終コーナー手前の大きい右コーナーは、去年の野左根選手を見ていたので、自分にはうまく入れる自信がありませんでした。だからその手前で前に出るには、あそこ(後半セクションのブリッジ手前)しかありませんでした。多少当たることも覚悟はしましたが、ラインを残す自信があったので入りました。ようやく結果を残すことができ、今までで一番うれしい優勝です」
2位
作本 輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)
「スタートで出遅れてしまい、2位までは上げられましたが、自分のペースよりも岡本選手のペースがよかったので、できるだけついていってタイヤを守ろうと思っていました。でもついていくのが精いっぱいで、最後に仕掛けようと思ったところでも苦しくなりました。最終ラップでは登りのセクションでミスもしてしまいました」
「ずっと登りで苦戦していて、岡本選手が強いのは分かっていたけれど、抑えきれなかったところを差されてしまいました。悔しさしかありません。チームにも申し訳ないです。ここオートポリスは一番優勝したいサーキットなのに、一回も優勝したことがないんです。今日は勝ちたかったのに…実力不足でした」
3位
南本 宗一郎(AKENOSPEED・YAMAHA)
「まずは鈴鹿で初表彰台に上がり、岡山大会でも上位を目指したけれど苦戦していました。チームにも申し訳ない走りだったから、最終戦は最低でも表彰台には上りたいと思っていました。その中で6番グリッドからスタートしたのですが、スタートを失敗して上位を逃してしまいました。そこから一歩一歩回復して3位。最後チャンピオン(渡辺一馬)には申し訳ないけど、ブロックラインを通って表彰台を死守しました。トップ二人はペースが速かったです。そこをどう攻略するか。来年はどうなるか分からないですが、その辺りを来年につなげられるようにしたいです。チームとヤマハとスポンサーに感謝しています」
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