全日本RR第6戦岡山【ST600決勝】埜口遥希が優勝し、ランキングトップに浮上
2021/09/05
優勝
埜口遥希(MuSASHi RT HARC-PRO.)
「レース後半で前車のタイヤがたれてくるタイミングがあると思って、転倒を避けて無理はせずにプッシュしました。最後の最後に前に出てもよかったけれど、閉められたり、仕掛けることなく終わるのはおもしろくないので前に出ました。出て逃げようとしたけれど、そこまでの余力はありませんでした。ペースは上げられなかったけれど、踏ん張ることはできました。今回からチームと一緒に新しいセッティングにトライしたり、新しいものを導入したりと、チームと共に作ったことが勝因です。その点では成長できたかなと思います」
「ポイントリーダーにはなったけれど、まだ強さも速さも求めるべきとき。最後まで守りに入ることなくベストを尽くしたいです。チャンピオンは欲しいけれど、まだ勝ち星がほしいです。前半戦は優勝できていないので」
2位
長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)
「スタートは得意なので、しっかり決めて、その後の展開はそれから考えようと思っていました。テストはよかったけれど、金曜日の雨で崩れ、予選は新品タイヤで一発タイムでフロントロウを取りました。一瞬、コンマ7、8秒の差がついたけれど、常に混戦のST600クラスはそれほど甘くないと思っていました。残り2周でフロントタイヤの切れ込みが厳しくなってアドバンテージが一気になくなりました。ランキング上位の二人が予選で下位に沈んでいたので、最終戦にタイトル争いを持ち込むためにも手堅くいこうと思いました。でも悔しいです」
3位
阿部恵斗(Webike チームノリックヤマハ)
「びっくりするほどスタートに失敗したので、ここまで上がれるとは思いませんでした。トップ3台が抜け出ていたので、そこに追いつくのは厳しいと思ったけれど、思ったよりペースよく走れました。けど、トップ2台は最後までペースがよくて、トレーニング不足が身にしみました」
「初表彰台はうれしいけれど、せっかくポールポジションが取れたのに勝てなかったのは悔しいです」
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