全日本RR第6戦岡山【ST600決勝】埜口遥希が優勝し、ランキングトップに浮上
2021/09/05
左から、2位の長尾、優勝した埜口、3位の阿部
全日本ロードレース第6戦岡山のST600クラスは埜口遥希(MuSASHi RT HARC-PRO.)が優勝した。
決勝日最後のレースとしてスケジュールが組まれたST600クラス。薄日が差す中で午後3時25分にスタートが切られた。好スタートを切ったのは長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)。長尾はそのままオープニングラップを制してレースをリード。横山尚太(ガレージL8 Racing Team・YAMAHA)が埜口と2位争いを展開しながら長尾を追いかける。
オープニングラップを8番手で終えたポイントリーダーの小山知良(日本郵便 HondaDream TP)に対して、ライドスルーペナルティが示される。2周を終えた時点で小山はペナルティを消化。25番手でコース復帰する。
一方、長尾は2位争いの激化に乗じて少しずつ後続との差を広げる。3周目に横山を捕らえて2番手に浮上した埜口が必死に追いかける。3番手に後退した横山は阿部恵斗(Webike チームノリックヤマハ)から戦いを挑まれる。
レース中盤。長尾と埜口のトップ争いと、横山と阿部の3位争いの、二つのバトルが激しくなる。そして10周目に阿部が横山の前に出た。横山は阿部を射程距離に納めたまま周回。その間に井手翔太(AKENO SPEED・YAMAHA)が追いつき、3台での表彰台争いに。
15周目。ついに埜口がトップ浮上。長尾は最後までねばったものの首位奪還ならず。埜口が今季2勝目を獲得。ポイントリーダーに浮上。3位表彰台争いは阿部に軍配が挙がり、全日本初表彰台をもぎ取った。また、小山は14位でフィニッシュ。2ポイントを獲得してみせた。
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