MotoGP第10戦スティリアGP、Moto3クラスは、オーストリアのレッド・ブルリンクで2日目の予選を行ない、デニス・オンジュ（KTM）が1分36秒453でポールポジションを獲得した。

　Moto3クラスの3回のフリー走行で総合トップに立ったのは佐々木 歩夢（KTM）。佐々木はFP3でトップタイムを記録。フリー走行総合15番手以下のライダーによって争われるQ1でデニス・フォッジア（ホンダ）がトップタイムを記録、2番手に鈴木 竜生（ホンダ）が続き、Q1上位の4名を加えた18名のライダーによって、Q2は気温27度、路面温度37度のドライコンディションで争われた。

　残り5分を切ったところでセルジオ・ガルシア（ガスガス）が1分36秒512を記録してトップに浮上。ガルシアは2周連続でファステストを更新したが、オンジュが残り1分を切ったところで1分36秒453を記録して逆転。オンジュがグランプリ初ポールポジションを獲得した。

　ガルシアはラストアタック中の3コーナーで転倒を喫しタイム更新ならず。1分36秒477で2番手となった。Q1で4番手からQ2に進んだロマーノ・フェナティ（ハスクバーナ）が1分36秒506を記録して3番手に浮上。

　ポイントリーダーのペドロ・アコスタ（KTM）は開始9分すぎにリーダーボードのトップに浮上したが、1分36秒575で4番手となった。5番手に1分36秒635でイサン・グエバラ（ガスガス）、6番手に1分36秒637でフォッジア、7番手に1分36秒637でジャウメ・マシア（KTM）、8番手に1分36秒657でダリン・ビンダー（ホンダ）、9番手に1分36秒716でジェレミー・アルコバ（ホンダ）、10番手に1分36秒720でガブリエル・ロドリゴ（ホンダ）の順で続き、Q1セッション2番手でQ2に進んだ鈴木は、Q2では1分36秒819を記録して予選総合14番手。佐々木はフリー走行総合トップでQ2に進んだが、Q2序盤に3コーナーで転倒を喫し、再スタート後、1分37秒116を記録して予選総合15番手となった。

　山中 琉聖（KTM）はフリー走行総合18番手でQ1に進み、Q1ではセッション7番手、Q1で記録した1分36秒872で予選総合21番手。國井 勇輝（ホンダ）はフリー走行総合25番手でQ1に進み、Q1ではセッション8番手、Q1で記録した1分36秒882で予選総合22番手。鳥羽 海渡（KTM）はフリー走行総合24番手でQ1に進み、Q1ではセッション11番手、Q1で記録した1分37秒317で予選総合25番手。

MotoGP第10戦スティリアGP Moto3クラス2日目予選総合結果
1 デニス・オンジュ（KTM） 1分36秒453 （Q2）
2 セルジオ・ガルシア（ガスガス） 1分36秒477 （Q2）
3 ロマーノ・フェナティ（ハスクバーナ） 1分36秒506 （Q2）
4 ペドロ・アコスタ（KTM） 1分36秒575 （Q2）
5 イサン・グエバラ（ガスガス） 1分36秒635 （Q2）
6 デニス・フォッジア（ホンダ） 1分36秒637 （Q2）
7 ジャウメ・マシア（KTM） 1分36秒637 （Q2）
8 ダリン・ビンダー（ホンダ） 1分36秒657 （Q2）
9 ジェレミー・アルコバ（ホンダ） 1分36秒716 （Q2）
10 ガブリエル・ロドリゴ（ホンダ） 1分36秒720 （Q2）
11 ニッコロ・アントネッリ（KTM） 1分36秒728 （Q2）
12 ジョン・マクフィー（ホンダ） 1分36秒743 （Q2）
13 リカルド・ロッシ（KTM） 1分36秒807 （Q2）
14 鈴木 竜生（ホンダ） 1分36秒819 （Q2）
15 佐々木 歩夢（KTM） 1分37秒116 （Q2）
16 アンドレア・ミーニョ（ホンダ） 1分37秒296 （Q2）
17 ステファノ・ネパ（KTM） 1分37秒513 （Q2）
18 フィリップ・サラッチ（ホンダ） （Q2）
19 チャビエル・アルティガス（ホンダ） 1分36秒742 （Q1）
20 カルロス・タタイ（KTM） 1分36秒818 （Q1）
21 山中 琉聖（KTM） 1分36秒872 （Q1）
22 國井 勇輝（ホンダ） 1分36秒882 （Q1）
23 ロレンソォ・フロン（ホンダ） 1分36秒953 （Q1）
24 マクシミリアン・コフラー（KTM） 1分36秒970 （Q1）
25 鳥羽 海渡（KTM） 1分37秒317 （Q1）
26 ダビド・サルバドール（ホンダ） 1分37秒366 （Q1）
27 アドリアン・フェルナンデス（ハスクバーナ） 1分37秒538 （Q1）
28 アンディ・イズデイハール（ホンダ） 1分37秒713 （Q1）