全日本RR第5戦鈴鹿【J-GP3決勝】尾野弘樹が得意の鈴鹿でポールtoフィニッシュ

2021/07/18

　全日本第５戦J-GP3の決勝は尾野弘樹（P.MU 7C GALE SPEED）が優勝した。

　予選が行なわれた土曜日から真夏の様相となった鈴鹿サーキット。梅雨明けと共にウイークが始まった。

　決勝日も朝から強い日差しが照りつけた。好スタートを来たのは尾野。小室旭（Sunny moto Racing）、細谷翼（realize racing team）、木内尚汰（Team PLUSONE）と続く。

　オープニングラップで細谷が小室を捕らえて2番手浮上。細谷、小室に木内も加わって激しい2位争いが開始。その間に尾野が逃げを打つ。2位争い集団のトップは細谷から小室、木内と次々に入れ替わる。ここに徳留真紀（マルマエMTR）も加わり大混戦に。

　後方の激しい2位争いを尻目に尾野がトップ独走状態に移行。4周目には細谷が2位集団から抜け出し始める。3位争い集団は7台に膨れる。そこここで順位を入れ替える7台。レース終盤にはさらに3台を加えて10台の3位争いに発展。

　尾野は最後までトップを快走。最終的には14秒もの大差をつけて優勝。細谷も単独走行のまま２位でチェッカー。大接戦の3位争いは小室に軍配。最終ラップのシケインで木内と藤田哲弥（P.MU 7C GALESPEED）がからんで転倒という激しい3位争いだった。