全日本RR第4戦筑波【ST1000予選】岡本裕生がST1000で初ポールポジション
2021/06/19
ST1000初のポールポジションを獲得した岡本裕生
全日本ロードレース第4戦は2年ぶりの開催となった筑波ラウンド。最高峰クラスの開催はない代わりにST1000クラスは2レース制。土曜日は午前中に予選、午後にレース1と忙しい一日になった。
予報どおり朝から雨に見舞われた。25分のタイムアタック。雨脚は弱まったり強まったりを繰り返していた。そんな中で「後からペースを上げるのは難しいから最初からリスクを背負った」という岡本裕生(BLUcRUニトロレーシング51YAMAHA)がセッション開始早々に1分1秒台でリーダーボードのトップに立つ。
2番手移行は1分2秒台での攻防。前田恵助(bLUcRU伊藤レーシングBORGヤマハ)、梶山知輝(RankUp Aprilia)、渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)が次々に2番手に浮上。しかし1分1秒台にタイムを入れる者はいない。
一方、岡本は自身のタイムを更新。そのままダブルポールポジション獲得。2番手争いは前田が制し、ヤマハ若手育成プログラムbLUcRUのライダー二人が予選ワンツー。前戦の勝者、渡辺一馬はフロントロウ最後の席を獲得。ヤマハ2台とホンダ1台というフロントロウになった。
なお、ディフェンディングチャンピオンの高橋裕紀(日本郵便 HondaDream TP)は世界耐久選手権にダブルエントリーのため全日本は欠場。伊藤和輝が代役エントリーをしている。
岡本裕生(BLUcRUニトロレーシング51YAMAHA)
「ST1000で初めてのポールポジションが獲得できてうれしいです。ただ、1000になって初めてのウエットコンディションなので、タイムの基準も分からず、ここからどれくらい上げられるかも分からないので、どうかなと思っています。筑波サーキットは抜きどころがないので、予選が一番大事だなって思っていました。だから予選はリスクを背負って最初から攻めていきました。自分は決勝の方が得意なタイプだし、予選と同じくらいのペースで走れると思っています。周回数が20周と短いので『逃げ一択』で振り絞って走りたいです」
「明日のレース2はドライで走りたいです。ドライだと榎戸選手が速いけれど、アベレージでは負けていないし、勝負できると思っています」
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