SBK(スーパーバイク世界選手権)第3戦イタリア-エミリア・ロマーニャ 3日目
2021/06/14
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2は気温31度、路面温度47度のドライコンディションの下、18周の予定でスタートしたが、トップグループが7周目に差し掛かったあたりで、転倒による赤旗が掲示されレースは中断。12周で再スタートが切られた。
最初のレースもリードしていたスティーブン・オデンダール(ヤマハ)が再スタートレースもリード。ジュール・クルゼール(ヤマハ)が2番手、マヌエル・ゴンザレス(ヤマハ)が3番手で続く。
レース中盤まで8台ほどがトップ集団を形成し、接戦を繰り広げる中、オデンダールはトップをキープ。終盤に入った9周目にゴンザレスがクルゼールを交わして2番手に浮上。クルゼールが3番手、僅差の4番手にドミニク・エガター(ヤマハ)が続く。
エガターは残り1周で2番手に浮上。トップを行くオデンダールはレース終盤にトラックリミットオーバーによるロングランペナルティを受けるが、ペナルティを消化できないまま、そのままトップでチェッカーを受けた。これにより、オデンダールはレースタイムにプラス3秒のペナルティを受け後退。エガターが優勝となり、レース1に続いて連勝を飾った。
終盤に追い上げ、3位でチェッカーを受けたルカ・バーナルディ(ヤマハ)が繰り上がりで2位に、4位でチェッカーを受けたクルゼールが同じく3位に繰り上がり、オデンダールはトップでチェッカーを受けながら、最終結果は5位となった。
6位にフィリップ・エッテル(カワサキ)、7位にラファエル・デ・ローサ(カワサキ)、8位にマルク・アルコバ(ヤマハ)、9位にフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)、10位にハンス・スーマー(ヤマハ)が入賞。川﨑 祥吾(カワサキ)は22位でチェッカーを受けた。
SBK第3戦イタリア-エミリア・ロマーニャ SSP決勝レース2 リザルト
1 ドミニク・エガター(ヤマハ)
2 ルカ・バーナルディ(ヤマハ)
3 ジュール・クルゼール(ヤマハ)
4 マヌエル・ゴンザレス(ヤマハ)
5 スティーブン・オデンダール(ヤマハ)
6 フィリップ・エッテル(カワサキ)
7 ラファエル・デ・ローサ(カワサキ)
8 マルク・アルコバ(ヤマハ)
9 フェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)
10 ハンス・スーマー(ヤマハ)
22 川﨑 祥吾(カワサキ)
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)のレース2は気温33度、路面温度50度のドライコンディションの下、15周で争われた。
序盤から終盤まで集団での接戦のトップ争いが続き、最終ラップまで約1秒の中に10人ほどのライダーが入り乱れてポジション争いを展開した。トップ争いをリードしていたトム・ブース-アモス(カワサキ)が最終ラップの最終コーナーにトップで飛び込むが、まさかの転倒。アナ・カラスコ(カワサキ)がトップでチェッカーを受け、今シーズン初優勝を達成した。
2位にメイコン・カワカミ(ヤマハ)が続き、ガブリエーレ・マストロルカ(カワサキ)が3位でチェッカーを受けたが、最終ラップにトラックリミットをオーバーしており、1ポジション後退となり、4位でチェッカーを受けたサミュエル・ディ・ソラ(カワサキ)が3位表彰台を獲得。
4位にマストロルカ、5位にドレン・ロウレイロ(カワサキ)が続き、ポールスタートのバハティン・ソフォグル(ヤマハ)は6位に入賞。7位にジェフリー・ブイス(カワサキ)、8位にオリバー・クーニッヒ(カワサキ)、9位にビクター・スティーマン(KTM)、10位にアドリアン・ウエルタス(カワサキ)の順で続いた。最終コーナーで転倒したブース-アモスは再スタートして17位。
岡谷 雄太(カワサキ)は終始トップ集団の中で周回を重ね、終盤にはトップ争いの先頭に立つなど、表彰台圏内は確実かと思われたが、残りコーナー3つとなった最終ラップの14コーナーで、接戦の中で転倒を喫しリタイアに終わった。
SBK第3戦イタリア-エミリア・ロマーニャ SSP300決勝レース2 リザルト
1 アナ・カラスコ(カワサキ)
2 メイコン・カワカミ(ヤマハ)
3 サミュエル・ディ・ソラ(カワサキ)
4 ガブリエーレ・マストロルカ(カワサキ)
5 ドレン・ロウレイロ(カワサキ)
6 バハティン・ソフォグル(ヤマハ)
7 ジェフリー・ブイス(カワサキ)
8 オリバー・クーニッヒ(カワサキ)
9 ビクター・スティーマン(KTM)
10 アドリアン・ウエルタス(カワサキ)
R 岡谷 雄太(カワサキ)
こんな記事も読まれています