SBK（スーパーバイク世界選手権）第3戦イタリア-エミリア・ロマーニャラウンドは、ミサノ・ワールドサーキット-マルコ・シモンチェリでSBKのスーパーポールレース、3クラスのレース2が行なわれた。

　レース2の上位グリッドを決めるSBKのスーパーポールレースは、気温30度、路面温度41度のドライコンディションの下、10周で争われた。

　序盤をリードしたのはトプラック・ラズガットリオグル（ヤマハ）。マイケル・リナルディ（ドゥカティ）が2番手、ジョナサン・レイ（カワサキ）が3番手に続く。前日のレース1で優勝し、朝のウォームアップセッションでもトップタイムを記録していたリナルディは、2周目には新レコードとなるファステストラップを記録してラズガットリオグルをプッシュ。6周目にトップに浮上すると、そのままトップでチェッカーを受け、レース2のポールポジションを獲得。

　ラズガットリオグルが2位、レイが3位でゴールし、レース2のフロントロウを獲得した。野左根 航汰（ヤマハ）は12位でゴール。

　レース2は気温31度、路面温度49度のドライコンディションの下、21周で争われた。ポールポジションからリナルディが好スタートでトップに立つが、1周目にレイがトップを奪い、リナルディと激しいポジション争いを展開。ラズガットリオグルは序盤は二人の後方につき3番手で周回を重ねる。

　3周目以降はリナルディがトップ争いをリード。4周目にはラズガットリオグルがレイを交わして2番手に浮上する。序盤は4番手につけたスコット・レディング（ドゥカティ）を加えた4台がトップ集団を形成。中盤に差し掛かるころにはラズガットリオグルが少しずつリードを広げ、リナルディとレイが僅差の接戦を展開。レディングは徐々に遅れていく。

　レース中盤の10周目にはラズガットリオグルは2番手のリナルディに約1秒のリードを取るが、中盤すぎにはその差が少しずつ縮まって来る。しかし、終盤に差し掛かると再びその差が開き始め、ラズガットリオグルがそのまま今シーズン初優勝を達成した。

　2番手争いは終盤にレイが遅れ、単独2番手となったリナルディがそのまま2位でゴール。レイは3位でチェッカーとなった。

　レディングは4位でゴール。5位にギャレット・ガーロフ（ヤマハ）、6位にアレックス・ロウズ（カワサキ）が続き、アクセル・バッサーニ（ドゥカティ）が7位に入賞。8位にアルバロ・バウティスタ（ホンダ）、9位にアンドレア・ロカテッリ（ヤマハ）、10位にマイケル・ファン・デル・マーク（BMW）の順で続いた。野左根は13位に入賞した。

SBK第3戦イタリア-エミリア・ロマーニャ SBK スーパーポールレース リザルト
1 マイケル・リナルディ（ドゥカティ）
2 トプラック・ラズガットリオグル（ヤマハ）
3 ジョナサン・レイ（カワサキ）
4 スコット・レディング（ドゥカティ）
5 アレックス・ロウズ（カワサキ）
6 アクセル・バッサーニ（ドゥカティ）
7 トム・サイクス（BMW）
8 ギャレット・ガーロフ（ヤマハ）
9 アンドレア・ロカテッリ（ヤマハ）
10 アルバロ・バウティスタ（ホンダ）
11 レオン・ハスラム（ホンダ）
12 野左根 航汰（ヤマハ）
13 ユージン・ラバティ（BMW）
14 ティト・ラバット（ドゥカティ）
15 イサック・ビニャーレス（カワサキ）
16 クリストフ・ポンソン（ヤマハ）
17 サムエル・カバリエリ（カワサキ）
18 ロリス・クレソン（カワサキ）
19 ジョナス・フォルガー（BMW）
R ルーカス・マヒアス（カワサキ）
R マイケル・ファン・デル・マーク（BMW）
R チャズ・デイビス（ドゥカティ）

SBK第3戦イタリア-エミリア・ロマーニャ SBK決勝レース2 リザルト
1 トプラック・ラズガットリオグル（ヤマハ）
2 マイケル・リナルディ（ドゥカティ）
3 ジョナサン・レイ（カワサキ）
4 スコット・レディング（ドゥカティ）
5 ギャレット・ガーロフ（ヤマハ）
6 アレックス・ロウズ（カワサキ）
7 アクセル・バッサーニ（ドゥカティ）
8 アルバロ・バウティスタ（ホンダ）
9 アンドレア・ロカテッリ（ヤマハ）
10 マイケル・ファン・デル・マーク（BMW）
11 ルーカス・マヒアス（カワサキ）
12 トム・サイクス（BMW）
13 野左根 航汰（ヤマハ）
14 ティト・ラバット（ドゥカティ）
15 ユージン・ラバティ（BMW）
16 ジョナス・フォルガー（BMW）
17 イサック・ビニャーレス（カワサキ）
18 クリストフ・ポンソン（ヤマハ）
19 サムエル・カバリエリ（カワサキ）
20 ロリス・クレソン（カワサキ）
R チャズ・デイビス（ドゥカティ）
R レオン・ハスラム（ホンダ）