SBK(スーパーバイク世界選手権)第1戦アラゴン 3日目
2021/05/24
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2は、気温11度、路面温度18度のウエットコンディションの下、15周で争われた。
SSPのレース2もタイヤチョイスが難しい路面コンディションの中でスタートした。スタート直後の2コーナーではフィリップ・エッテル(カワサキ)とフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)が転倒を喫する。
レース序盤をリードしたのはレインタイヤをチョイスしたクリストファー・バーグマン(ヤマハ)とマルク・アルコバ(ヤマハ)。バーグマンはスタートから10周目までトップをキープ。アルコバも9周目まで2番手をキープしたが、終盤にはインターミディエイトを履いたライダーたちの追撃を受けた。
10周目にアルコバを交わして2番手に浮上したのはジュール・クルゼール(ヤマハ)。タイヤの空気圧違反のペナルティで最後尾からのスタートとなったクルゼールは、1周目15番手からレース中盤には4番手まで挽回。12周目にはバーグマンも交わしてトップに浮上するが、同じくインターミディエイトを履く、スティーブン・オデンダール(ヤマハ)、ラファエル・デ・ローサ(カワサキ)、ハンス・スーマー(ヤマハ)の4人がトップグループを形成し、最終ラップまで接戦のトップ争いを展開する。
オデンダールは残り3周でトップに浮上。何度か順位を入れ替える戦いが続く中、接戦を制して優勝を達成。レース1に続いて2連勝を飾った。
僅差の2位にラファエル・デ・ローサ(カワサキ)が入賞。デ・ローサは終盤に何度かトップに立ったものの、0.100秒の2位となった。クルゼールは3位でゴール。ハンス・スーマー(ヤマハ)が僅差の4位に続いた。
5位にドミニク・エガター(ヤマハ)が入賞。バーグマンは6位、アルコバは7位でゴールとなった。8位にベルティ・タカラ(ヤマハ)、9位にランディ・クルメナヒャー(ヤマハ)、10位にギャラン・ヘンドラ・プラタマ(ヤマハ)が入賞。川﨑 祥吾(カワサキ)は20位でチェッカーを受けた。
レース1でトップを争いながら転倒を喫したニキ・トゥーリ(MVアグスタ)は、骨折等はなかったものの、転倒の影響からドクターストップとなり、レース2を欠場した。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)のレース2は最終レースとして行なわれ、路面コンディションが回復。気温13度、路面温度のドライコンディションの下、12周で争われた。
スタートから10人前後のライダーが大きなトップ集団を形成。最終ラップまで接戦を展開。ウナル・オランドレ(ヤマハ)がトップでチェッカーを受けたが、最終ラップのトラックリミットオーバーで1ポジションダウンとなり、2位でチェッカーを受けたトム・ブース-アモス(カワサキ)が優勝。オランドレが2位、アドリアン・ウエルタス(カワサキ)が3位となった。
岡谷 雄太(カワサキ)は終始トップ集団で周回を重ね、最終ラップにトップを走ったが、トップから0.213秒遅れの4位でゴールとなった。
SBK第1戦アラゴン SSP決勝レース2 リザルト
1 スティーブン・オデンダール(ヤマハ)
2 ラファエル・デ・ローサ(カワサキ)
3 ジュール・クルゼール(ヤマハ)
4 ハンス・スーマー(ヤマハ)
5 ドミニク・エガター(ヤマハ)
6 クリストファー・バーグマン(ヤマハ)
7 マルク・アルコバ(ヤマハ)
8 ベルティ・タカラ(ヤマハ)
9 ランディ・クルメナヒャー(ヤマハ)
10 ギャラン・ヘンドラ・プラタマ(ヤマハ)
20 川﨑 祥吾(カワサキ)
SBK第1戦アラゴン SSP300決勝レース2 リザルト
1 トム・ブース-アモス(カワサキ)
2 ウナル・オランドレ(ヤマハ)
3 アドリアン・ウエルタス(カワサキ)
4 岡谷 雄太(カワサキ)
5 アナ・カラスコ(カワサキ)
6 トン・カワカミ(ヤマハ)
7 ユゴ・デ・キャンセリス(カワサキ)
8 サミュエル・ディ・ソラ(カワサキ)
9 ブルーノ・イエラッチ(ヤマハ)
10 メイコン・カワカミ(ヤマハ)
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