全日本RR第3戦SUGO【ST1000予選】渡辺一馬が一番時計
2021/05/22
全日本ロードレース選手権第3戦SUGOのST1000クラス予選は渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)が制した。
昨日から雨雲に覆われたスポーツランドSUGO。ST1000クラス予選が開始されるころには雨は上がっていたものの路面はウエットパッチが残る微妙なコンディション。不穏な霧も迫っていた。
セッション開始早々に村瀬健琉(Team TKR)が1コーナー先で転倒。マシン回収のために赤旗が提示されるが、ほどなく再開される。
勝負は残り5分を切ったあたりから始まった。榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)、渡辺、岡本裕生(BLUcRUニトロレーシング51ガレージ YAMAHA)らが激しいアタック合戦を展開。その結果、渡辺が岡本を0.073秒という僅差で抑えてポールポジションを獲得した。フロントロウ獲得の岡本、前田恵助(bLUcRU伊藤レーシングBORGヤマハ)は0.548秒差以内。セカンドロウの星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)、榎戸、高橋裕紀(日本郵便 HondaDream TP)まではトップから0.832秒差以内という接戦だった。
渡辺は「最初からスリックで出て行きました。いつ雨が降ってくるか分からない状況だったので、1周ごとに全力でした。ウエットはST1000になってから昨日がほぼ初めてでしたが、ドライでもウエットでもいい走りができる手ごたえがありました。結果として予選1位をチームに持ち帰ることができてよかったです。ほっとしています。上位はタイムが拮抗していますが、いいレースができると思います」と自信をのぞかせた。
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