MotoGP第5戦フランスGP Moto2決勝
2021/05/17
MotoGP第5戦フランスGP、Moto2クラスは、フランスのル・マン(ブガッティサーキット)で決勝レースを行ない、ラウル・フェルナンデス(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝は、気温16度、路面温度25度のドライコンディションで25周で争われた。序盤をリードしたのはマルコ・ベゼッキ(カレックス)。フェルナンデスは2番手に続き、5周目にベゼッキを交わしてトップに浮上する。フェルナンデスとベゼッキが3番手以下にリードを取って、トップ争いを展開していくが、9周目あたりからベゼッキが遅れ始める。
単独トップに立ったフェルナンデスは、その後、一度もトップの座を譲ることなく、レース終盤には2番手以下との差を約1秒半から2秒ほどにキープし、ポルトガルGPに続いて今シーズン2勝目を記録した。
中盤すぎまで2番手をキープしていたベゼッキは、終盤の19周目の8コーナーでラインを外した際ににレミー・ガードナー(カレックス)に交わされて3番手に後退。ガードナーは5周目に4番手に上がると、先行するライダーをパスして、ベゼッキに追いついて交わすと、ベゼッキとの差を広げてトップを行くフェルナンデスを追ったものの、約1秒半届かず2位でゴール。レッド・ブルKTM Ajoが今シーズン初のワンツーフィニッシュを飾った。
ベゼッキは終盤は単独での走行となり、ガードナーから約3秒遅れて3位でゴール。2戦連続、今季3回目となる表彰台を獲得した。
終盤の4番手争いの接戦を抜け出したトニー・アルボリーノ(カレックス)が4位でゴールし、Moto2クラスベストリザルトを獲得。序盤から中盤すぎまで3番手を走行していたボ・ベンスナイダー(カレックス)は終盤に後続に次々にパスされ、5位でゴールとなった。
6番手争いは終盤に8人の集団でのバトルとなり、マーセル・シュロッター(カレックス)が6位でゴール。小椋 藍(カレックス)が僅差の7位に入賞した。8位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(カレックス)。ジャンアントニオはスタート直後の接触でロングラップペナルティを取られ、さらにそのペナルティをきちんと消化しなかったことから、もう一度ロングラップペナルティを取られてしまい、8位でゴールとなった。9位にシモーネ・コルシ(MVアグスタ)、10位にホルヘ・ナバーロ(ボスコスクロ)が入賞。
ランキング2位のサム・ロウズ(カレックス)は3周目の8コーナーでチャビ・ビエルヘ(カレックス)と接触して両者転倒リタイアとなった。この接触は審議対象となっている。
ランキングトップはガードナーがキープ。フェルナンデスが1ポイント差のランキング2位に浮上した。
MotoGP第5戦フランスGP Moto2クラス決勝結果
1 ラウル・フェルナンデス(カレックス)
2 レミー・ガードナー(カレックス)
3 マルコ・ベゼッキ(カレックス)
4 トニー・アルボリーノ(カレックス)
5 ボ・ベンスナイダー(カレックス)
6 マーセル・シュロッター(カレックス)
7 小椋 藍(カレックス)
8 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(カレックス)
9 シモーネ・コルシ(MVアグスタ)
10 ホルヘ・ナバーロ(ボスコスクロ)
11 ロレンツォ・ダラ・ポルタ(カレックス)
12 ソムキャット・チャントラ(カレックス)
13 ニッコロ・ブレーガ(カレックス)
14 マルコス・ラミレス(カレックス)
15 アルベルト・アレナス(ボスコスクロ)
16 ハフィス・シャリン(NTS)
17 バリー・バルトゥス(NTS)
18 ロレンツォ・バルダッサーリ(MVアグスタ)
19 ジェイク・ディクソン(カレックス)
20 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
21 トンマーゾ・マルコン(MVアグスタ)
R キャメロン・ボビエ(カレックス)
R トーマス・ルティ(カレックス)
R エクトル・ガルソ(カレックス)
R ジョー・ロバーツ(カレックス)
R チャビ・ビエルヘ(カレックス)
R サム・ロウズ(カレックス)
R ステファノ・マンジ(カレックス)
R アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)
R アウグスト・フェルナンデス(カレックス)
R アロン・カネト(ボスコスクロ)
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