MotoGP第3戦ポルトガルGP、MotoGPクラスは、ポルトガルのポルティマオサーキット（アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルべ）で2日目の予選を行ない、ファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）が1分38秒862でポールポジションを獲得した。

　クアルタラロはFP3でトップタイムを記録し、フリー走行総合トップでQ2に進出。FP4でもトップタイムを記録した。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1でマルク・マルケス（ホンダ）がトップタイムを記録、ジョアン・ミル（スズキ）が2番手に続き、この二人を加えた12名のライダーによって、Q2は気温23度、路面温度36度のドライコンディションで争われた。

　クアルタラロは1回目のアタックをトップで終え、2回目のアタックでも残り2分でファステストを更新したが、セッション終了直前にフランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ）が1分38秒494を記録して逆転する。しかし、この周回時にミゲール・オリベイラ（KTM）が9コーナーで転倒を喫し、イエローフラッグが出ていたため、このラップタイムはキャンセルとなり、クアルタラロがポールポジションを獲得した。

　2番手に1分38秒951でアレックス・リンス（スズキ）、3番手に1分38秒991でヨハン・ザルコ（ドゥカティ）が続き、フロントロウを獲得。

　4番手に1分39秒061でジャック・ミラー（ドゥカティ）、5番手に1分39秒103でフランコ・モルビデリ（ヤマハ）が続き、Q1トップのマルク・マルケスは1分39秒121で6番手、2列目グリッドから復帰戦をスタートすることになった。

　7番手に1分39秒169でアレイシ・エスパルガロ（アプリリア）、ルーキートップの8番手に1分39秒386でルカ・マリーニ（ドゥカティ）が続き、ミルは1分39秒398で9番手。転倒したオリベイラはその前に記録した1分39秒445で10番手となった。

　バニャーヤは1分39秒482で11番手、マーベリック・ビニャーレス（ヤマハ）が1分39秒807で12番手。ここまでがQ2のタイムでグリッドを決めた。

　以下、Q1のタイム順に、アレックス・マルケス（ホンダ）が1分39秒530で13番手、ポル・エスパルガロ（ホンダ）が1分39秒710で14番手、ブラッド・ビンダー（KTM）が1分39秒776で15番手。

　エネア・バスティアニーニ（ドゥカティ）は1分39秒855で16番手、バレンティーノ・ロッシ（ヤマハ）は1分39秒943で17番手、ダニロ・ペトルッチ（KTM）は1分40秒202で18番手、イケル・レクオナ（KTM）は1分40秒408で19番手、ロレンツォ・サバドーリ（アプリリア）は1分40秒444で20番手。

　中上 貴晶（ホンダ）はFP2の転倒の影響が残り、FP3を走ったものの、FP4以降のセッションをキャンセル。ホルヘ・マルティン（ドゥカティ）はFP3で転倒、右手と右足首を強打し、精密検査を受けるためにメディカルセンターから近郊の病院にヘルコプターで搬送されたたため、FP4以降のセッションをキャンセルした。

MotoGP第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス2日目予選総合結果
1 ファビオ・クアルタラロ（ヤマハ） 1分38秒862 （Q2）
2 アレックス・リンス（スズキ） 1分38秒951 （Q2）
3 ヨハン・ザルコ（ドゥカティ） 1分38秒991 （Q2）
4 ジャック・ミラー（ドゥカティ） 1分39秒061 （Q2）
5 フランコ・モルビデリ（ヤマハ） 1分39秒103 （Q2）
6 マルク・マルケス（ホンダ） 1分39秒121 （Q2）
7 アレイシ・エスパルガロ（アプリリア） 1分39秒169 （Q2）
8 ルカ・マリーニ（ドゥカティ） 1分39秒386 （Q2）
9 ジョアン・ミル（スズキ） 1分39秒398 （Q2）
10 ミゲール・オリベイラ（KTM） 1分39秒445 （Q2）
11 フランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ） 1分39秒482 （Q2）
12 マーベリック・ビニャーレス（ヤマハ） 1分39秒807 （Q2）
13 アレックス・マルケス（ホンダ） 1分39秒530 （Q1）
14 ポル・エスパルガロ（ホンダ） 1分39秒710 （Q1）
15 ブラッド・ビンダー（KTM） 1分39秒776 （Q1）
16 エネア・バスティアニーニ（ドゥカティ） 1分39秒855 （Q1）
17 バレンティーノ・ロッシ（ヤマハ） 1分39秒943 （Q1）
18 ダニロ・ペトルッチ（KTM） 1分40秒202 （Q1）
19 イケル・レクオナ（KTM） 1分40秒408 （Q1）
20 ロレンツォ・サバドーリ（アプリリア） 1分40秒444 （Q1）