MotoGP第3戦ポルトガルGP MotoGP決勝
2021/04/19
MotoGP第3戦ポルトガルGP、MotoGPクラスは、ポルトガルのポルティマオサーキット(アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルべ)で決勝レースを行ない、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が優勝した。MotoGPクラスの決勝レースは気温25度、路面温度41度のドライコンディションの下、25周で争われた。
ポールスタートのクアルタラロはスタートで出遅れ、レース序盤をリードしたのはヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)、ジョアン・ミル(スズキ)が続き、クアルタラロは4番手で1周目を終える。
ザルコとリンスが接戦のトップ争いを繰り返す中、クアルタラロは4周目に3番手、5周目に2番手に浮上。リンスは8周目までトップ争いはリードするが、9周目の1コーナーでクアルタラロがトップに浮上する。
クアルタラロはそこからレースをリード、リンスと接戦を展開する。17周目にはクアルタラロ、リンス共にファステストラップを更新、3番手以下に差をつけ、トップを争う。しかし、19周目の5コーナーでリンスが転倒。クアルタラロはこれで2番手となったザルコに約4秒のリードを取る。
さらに、続く20周目にザルコが10コーナーで転倒。クアルタラロはレース終盤には2番手以下との差を5秒以上に広げ、前戦に続いて2連勝を飾った。
2番手争いはザルコが転倒リタイアに終わった後、終盤にフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、ジョアン・ミル(スズキ)、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が接戦を展開。11番グリッドから追い上げ、20周目に2番手に浮上したバニャーヤが接戦を制して2位に入賞。3位にミルが続き、今シーズン初表彰台を獲得した。
モルビデリは僅差の4位に入賞。5位にブラッド・ビンダー(KTM)、6位にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が続き、復帰戦となったマルク・マルケス(ホンダ)はスタート直後はトップ争いに加わったが、その後、後退。7位に入賞した。
8位にアレックス・マルケス(ホンダ)、9位にエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が続き、中上 貴晶(ホンダ)は10位に入賞。中上は初日の転倒の影響で、予選をキャンセル。そのため最後尾の21番グリッドからスタートしたが、1周目には入賞圏内に浮上。上位の脱落もありトップ10圏内を走行し、終盤はマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に接近されたものの、抑えきって10位入賞を獲得した。
マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は11位に入賞。ルカ・マリーニ(ドゥカティ)が12位、ダニロ・ペトルッチ(KTM)が13位、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)が14位、イケル・レクオナ(KTM)が15位に入賞した。
ミゲール・オリベイラ(KTM)は15番手走行中の6周目の14コーナーで転倒、再スタートして16位でゴール。
バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は11番手走行中の15周目の11コーナーで転倒リタイア、ジャック・ミラー(ドゥカティ)は6番手走行中の6周目の3コーナーで転倒リタイア、ポル・エスパルガロ(ホンダ)は4周を終えてピットに戻りリタイア。ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)はFP3で転倒した際に、右手と右くるぶしを骨折したため、決勝レースを欠場。手術を受ける予定となっている。
チャンピオンシップポイントではクアルタラロがポイントリーダーとなった。
MotoGP第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス決勝結果
1 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
2 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
3 ジョアン・ミル(スズキ)
4 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
5 ブラッド・ビンダー(KTM)
6 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
7 マルク・マルケス(ホンダ)
8 アレックス・マルケス(ホンダ)
9 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
10 中上 貴晶(ホンダ)
11 マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)
12 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
13 ダニロ・ペトルッチ(KTM)
14 ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)
15 イケル・レクオナ(KTM)
16 ミゲール・オリベイラ(KTM)
R ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
R アレックス・リンス(スズキ)
R バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
R ジャック・ミラー(ドゥカティ)
R ポル・エスパルガロ(ホンダ)
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