全日本RR第1戦もてぎ【ST1000予選】榎戸育寛がレコード更新でポール獲得
2021/04/03
全日本ロードレース選手権開幕戦もてぎのST1000クラス予選は榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)がポールポジションを獲得した。
クラス設立2年目の2021シーズン。ディフェンディングチャンピオン高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)が樹立したコースレコードは1分51秒249。今年の予選は開始早々1分50秒台での攻防になった。2周目に榎戸が1分50秒605をマーク。高橋が4周目に1分50秒189で逆転。その直後に榎戸が1分50秒052で再逆転。この二人に加えて渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)、岡本裕生(bLUcRUニトロレーシング51YAMAHA)、渥美心(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)までの5人が1分50秒台とハイペースな戦いになる。
セッション終盤。高橋が1分50秒070と榎戸に迫る。さらにスポット参戦の津田拓也(WestPower SUZUKI)が1分50秒台に入れる。これで6人が1分50秒台というハイレベルな予選。
各車最後までハイレベルな戦いを展開。しかしセッション序盤に榎戸がマークしたタイムを越える者はなく、そのまま榎戸のポールポジションが決定。終わってみれば7人がコースレコード更新となった。
榎戸は「タイム差がないし、高橋裕紀選手はアベレージがいい。一発タイムで前にいけたのはよかったが…。でもポールポジションは何年ぶりか分からないくらい久しぶり。それはそれでうれしい。決勝は方向正が分かっているから、そこを突き詰めていきたい」とコメント。決勝の混戦を予想して厳しい表情を見せた。
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