チーム・スズキ・エクスターが2021年体制発表
2021/03/06
タイトル連覇をめざすミル(右)とMotoGPクラス初タイトル獲得をめざすリンス(左)
カタールオフィシャルテスト開始を前に、ロサイル・インターナショナル・サーキットで、2020年のMotoGPチャンピオンチーム、チーム・スズキ・エクスターが2021年シーズンの体制発表を行なった。
走行開始を前にチーム・スズキ・エクスターのライダー、スタッフはメインストレートのグリッド上に整列。タイトル連覇、3冠獲得に向けてスタートを切った。昨年のチャンピオンのジョアン・ミルは引き続き、ゼッケン36番をつけて臨む。昨年ランキング3位のアレックス・リンスはタイトル獲得をめざす。021年型GSX-RRにはアンダーカウル部などに新スポンサーのモンスター・エナジーのロゴが加わった。
「この新しいシーズンは、多くの速いチャンピオン候補者たちと共にスリリングな展開になりそうだ。昨年タイトルを獲得したとはいえ、まだやるべき仕事がたくさんあり、いい結果を獲得できると信じている。昨年のチャンピオンとしてプレッシャーがあることは確かだが、正直なところそれは重要ではない。プレッシャーがボクを抑えつけるのではなく、常にエクストラなプッシュを与えてくれたから、ポジティブなことだと見ている。新型コロナウイルスによるパンデミックと移動制限により、奇妙なシーズンになるだろう。ボクたちだけでなく、MotoGPファミリーと世界中の全てのファンにとっても事態がよくなることを願う。マシンの開発は制限されているが、昨年のGSX-RRのよいフィーリングを残し、スズキの開発部門とトラックエンジニア、メカニックたちが改善に向けて幾つかの前進を見つけてくれたと確信している」とミル。
「冬の間ずっと、コースに戻ることを楽しみにしていた。市販車で多くのトレーニングを行なったが、GSX-RRに勝るものはない。今年はボクたちにとって素晴らしい年になると思う。強力なチームとマシンがあり、これまで以上にモチベーションは高い。勝てるマシンであることは分かっているので、戦う準備はできている。カレンダーにはレースがたくさんあり、速いライダーがたくさんいるので、コンスタントなレースをすることがカギになると思う」とリンス。
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