ハンガリーGPの2023年開催に向けて調印式が開催
2021/03/05
ドルナスポーツは3月4日、ハンガリーの首都ブダペストにて2023年からのハンガリーGP開催に関して調印したことを発表した。
東欧のハンガリーでは1990年と1992年にハンガロリンクでハンガリーGPが開催された実績がある。2009年には、新設のバラトンリンクでGPの開催が予定されていたが、建設の遅れを理由に2年連続して開催がキャンセルされた。2023年に向けては、ハンガリー第二の都市デブレツェン近郊に建設される新しいサーキットが舞台となる予定で、2021年には建設が開始される。
調印式にはドルナスポーツCEOのカルメロ・エスペレータ氏、東ハンガリーサーキット株式会社の最高経営責任者ヨージェフ・パツカ氏、ハンガリー政府を代表してイノベーション・テクノロジー省のラースロー・パルコヴィチ大臣、2007年の世界GP125ccクラスチャンピオンのガボール・タルマクシが出席。世界レベルのサーキット建設を中心とした地域にモータースポーツハブを形成し、若手の育成にも力を注ぐプロジェクトが説明された。
「ハンガリーはスポーツへの情熱が非常に高いことから大変うれしいです。ガボール・タルマクシはワールドチャンピオンでした。このプロジェクトと共に、より多くのハンガリー人たちが我々のタレントカップやパドックに参加するようになるでしょう。我々の願いは、観客や経済的な影響、テレビを通じて世界中に地域を紹介することであり、サーキットに最高のものをもたらすことになりますが、『Road to MotoGP』を通じて、将来より多くのライダーたちに可能性をもたらすことになるでしょう」とエスペレータ氏。
「私にとって大変感動的な瞬間です。この場にいることを大変誇りに思います。私の人生はライダーとして10年間、母国を代表しました。今は立場が違いますが、モータースポーツの専門家としてハンガリーを代表し、このようなモータースポーツのプロジェクトを支援することは恩返しとなります。このプロジェクトに参加することを大変誇りに思います。我々がこの場にいること、政府がドルナとの契約に調印したことはとても素晴らしい瞬間でした。デブレツェンに近い場所は、地域にとって非常に重要であり、スロバキア、ウクライナ、ルーマニアといった周辺諸国からも近いことから、ファンは容易に訪れることができます。これは地域にとって素晴らしいことです」とタルマクシ。
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