MotoGPカタールシェイクダウンテスト
2021/03/06
トップタイムを記録したホンダのテストライダー、ブラドル
MotoGPクラスのシェイクダウンテストが、3月5日にカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれた。シェイクダウンテストは6日に始まるオフィシャルテストに先行して、各メーカーのテストライダーと、ルーキーライダー、コンセッションを受けるアプリリアのレギュラーライダーが参加して行なわれるテスト。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)を除く12名のライダーが参加した。
テストは現地時間の14時から21時まで、ドライコンディションで行なわれたが、最大瞬間風速40メートルの強風が吹き、ベストコンディションとは言えない中での走行となった。
トップタイムを記録したのはステファン・ブラドル(ホンダ)。すでにヘレスでテストを重ねていたブラドルはトータル60周を回り、リーダーボードのトップをキープ。55周目に記録した1分55秒614のベストでトップとなった。
2、3番手はヤマハのテストチームが続いた。ヤマハは新しくテストライダーに就任したカル・クロッチロウ(ヤマハ)が中須賀克行(ヤマハ)、野左根 航汰(ヤマハ)と共にテストに参加。3台のマシンを交互に乗り換え、2号車がトータル58周を回り、1分56秒850で2番手、1号車が1分57秒132で3番手となった。
4番手にルーキーのエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)。バスティアニーニはカタールに向けて出発する前のPCR検査で新型コロナウイルス陽性反応が出たため、再検査となり、他のライダー、スタッフよりイタリアからの出国が遅れてしまった。しかし、再検査で陰性が確認され、カタール入国後の検査でも陰性が確認され、無事テストに参加することができた。バスティアニーニはトータル35周を回り、最終ラップに1分58秒051のベストラップを記録した。
ドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が1分58秒056で5番手に続き、ヤマハの3号車が1分58秒238で6番手に。
アプリリアのレギュラーライダーとなったロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)は38周を回り、25周目に記録した1分58秒273で7番手。8番手に1分58秒376でMotoGPマシン初ライドとなるルーキーのルカ・マリーニ(ドゥカティ)が続き、9番手に1分58秒614でスズキのテストライダー、シルバン・ギュントーリ(スズキ)、10番手に1分58秒875でルーキーのホルヘ・マルティン(ドゥカティ)の順で続いた。KTMのテストライダー、ダニ・ペドロサ(KTM)は1分59秒055で11番手。スズキのテストライダー、津田 拓也(スズキ)は2分01秒390で12番手。
3月6日からはレギュラーライダーも加わり、2日間のオフィシャルテストが行なわれる。
MotoGPカタールシェイクダウンテスト
1 ステファン・ブラドル(ホンダ) 1分55秒614 (55/60)
2 ヤマハ テスト2 1分56秒850 (58/58)
3 ヤマハ テスト1 1分57秒132 (39/39)
4 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ) 1分58秒051 (35/35)
5 ミケーレ・ピロ(ドゥカティ) 1分58秒056 (47/58)
6 ヤマハ テスト3 1分58秒238 (4/11)
7 ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア) 1分58秒273 (25/38)
8 ルカ・マリーニ(ドゥカティ) 1分58秒376 (31/33)
9 シルバン・ギュントーリ(スズキ) 1分58秒614 (44/53)
10 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ) 1分58秒875 (26/31)
11 ダニ・ペドロサ(KTM) 1分59秒055 (24/34)
12 津田 拓也(スズキ) 2分01秒390 (22/24)
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