MotoGP第15戦ポルトガルGP MotoGP決勝
2020/11/23
MotoGP第15戦ポルトガルGP、MotoGPクラスは、ポルトガルのポルティマ(アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルベ)で決勝レースを行ない、ミゲール・オリベイラ(KTM)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温22度、路面温度28度のドライコンディションで争われた。ポールスタートのオリベイラはスタートからトップに立つと、1周目に2番手以下に0.641秒のリードを取ってコントロールラインを通過。その後もハイペースで後続との差を広げ、レース中盤には4秒近いリードを取って独走。9周目にはファステストラップを記録し、ポールtoウインの完ぺきな勝利でホームレースでMotoGPクラス通算2勝目を記録した。
序盤から2番手をフランコ・モルビデリ(ヤマハ)とジャック・ミラー(ドゥカティ)が争い、モルビデリが最終ラップに入るまで2番手をキープしていたが、最終ラップにミラーが勝負を仕掛け、モルビデリも一度はポジションを奪い返したものの、ミラー再び2番手を奪い返してそのまま2位でチェッカーを受けた。モルビデリも最後までミラーを追ったがわずかに届かず3位入賞。
序盤から接戦となった第3集団で戦い、7周目に4番手に浮上した後、単独4番手をキープしたポル・エスパルガロ(KTM)が4位に入賞。1周目を11番手で終えた中上 貴晶(ホンダ)は接戦の続いた第3集団のバトルの中で、中盤以降、ポジションを挽回。最後は集団を抜け出しポル・エスパルガロに迫ったが、コンマ7秒差の5位に入賞した。
集団の争いとなった6番手争いをアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が制して6位に入賞。7位にステファン・ブラドル(ホンダ)、8位にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が入賞。最後は5人の接戦となった9番手争いを制して、アレックス・マルケス(ホンダ)が9位、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が10位、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が11位、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が12位に入賞した。
カル・クロッチロウ(ホンダ)は終盤に1コーナーでオーバーランを喫するなど後退し、13位、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が14位に入賞。アレックス・リンス(スズキ)は中盤まで第3集団の中で健闘していたが、終盤に後退し、15位入賞となった。
ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は16位、代役参戦のミカ・カーリョ(KTM)は17位でゴール。ティト・ラバット(ドゥカティ)は18位でチェッカーを受けた。
ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)は転倒リタイア。20番グリッドと後方からのスタートとなったジョアン・ミル(スズキ)はペースが上がらず、14周を終えてピットに戻りリタイアに終わった。ブラッド・ビンダー(KTM)は3周目の1コーナーで転倒リタイア。フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)はスタート直後にスローダウンし、そのままピットに入ってリタイアとなった。
コンストラクタータイトル争いではスズキがリンスの1ポイントに止まり、ドゥカティがミラーの2位入賞でタイトルを獲得。ヤマハがモルビデリの3位入賞でランキング3位に浮上し、スズキはランキング4位と3冠を逃した。
MotoGP第15戦ポルトガルGP MotoGPクラス決勝結果
1 ミゲール・オリベイラ(KTM)
2 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
3 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
4 ポル・エスパルガロ(KTM)
5 中上 貴晶(ホンダ)
6 アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)
7 ステファン・ブラドル(ホンダ)
8 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
9 アレックス・マルケス(ホンダ)
10 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
11 マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)
12 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
13 カル・クロッチロウ(ホンダ)
14 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
15 アレックス・リンス(スズキ)
16 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
17 ミカ・カーリョ(KTM)
18 ティト・ラバット(ドゥカティ)
R ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)
R ジョアン・ミル(スズキ)
R ブラッド・ビンダー(KTM)
R フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
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