MotoGP第11戦アラゴンGP MotoGP決勝
2020/10/19
MotoGP第11戦アラゴンGP、MotoGPクラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで決勝レースを行ない、アレックス・リンス(スズキ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温21度、路面温度31度のドライコンディションで争われた。レース序盤をリードしたのはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が続き、ヤマハ勢がレースをリードする。
10番グリッドからスタートしたリンスは1周目のコントロールラインを4番手で通過すると、3周目にモルビデリを交わして3番手に浮上。5周目のバックストレートエンドではクアルタラロを交わして2番手に上がり、ビニャーレスの背後に迫ったリンスは8周目の最終コーナーでトップに浮上する。
その後、リンスはリードを広げトップを独走。中盤すぎには2番手に浮上したチームメイトのジョアン・ミル(スズキ)、終盤にはミルを交わして2番手に浮上したアレックス・マルケス(ホンダ)に接近され、最後はアレックス・マルケスとの接戦となるが、アレックス・マルケスの追撃を僅差で抑えきって、今シーズン初優勝、今シーズン8人目のウイナーとなった。
11番グリッドからスタートしたアレックス・マルケスは14周目に3番手、18周目に2番手に浮上し、リンスを追ったが、わずかに届かず2位に入賞。前戦フランスGPに続いて2位となり、ドライコンディションのレースではMotoGPクラス初となる表彰台を獲得。
ミルは7周目に3番手、13周目に2番手に浮上したが、追い上げてきたアレックス・マルケスに18周目に交わされ3番手に後退。終盤はトップ争いの二人から離されたが、今シーズン5回目となる表彰台に立ち、ランキングトップに浮上した。
ビニャーレスは終盤には表彰台争いから遅れ、4位に入賞。5位に中上 貴晶(ホンダ)が入賞した。中上は朝のウォームアップセッションでトップタイムを記録。決勝でもスタートから上位をキープ。終盤にはモルビデリと接戦を繰り広げ、最終ラップにパスして5位に入賞。僅差の6位にモルビデリが続いた。
7位にアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、8位にカル・クロッチロウ(ホンダ)、9位にジャック・ミラー(ドゥカティ)、10位にヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が入賞した。
ブラッド・ビンダー(KTM)が11位、ポル・エスパルガロ(KTM)は12位、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は13位、イケル・レクオナ(KTM)は14位、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は15位に入賞。
ミゲール・オリベイラ(KTM)は16位。ステファン・ブラドル(ホンダ)が17位に続き、クアルタラロは序盤はトップ集団につけたものの、7周目あたりから後退。15周目には18番手まで下がり、最終的に18位とノーポイントに終わった。ブラッドリー・スミス(アプリリア)が19位、ティト・ラバット(ドゥカティ)が20位でゴール。フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は3周目に転倒リタイアに終わった。
チャンピオンシップ争いでは、ミルがランキングトップに浮上。ノーポイントに終わったクアルタラロは6ポイント差のランキング2番手に後退。クアルタラロから6ポイント差のランキング3位にビニャーレスが続き、ドビジオーゾはビニャーレスから3ポイント差のランキング4番手に後退した。
次戦も同じモーターランド・アラゴンで、テルエルGPとして開催される。
MotoGP第11戦アラゴンGP MotoGPクラス決勝結果
1 アレックス・リンス(スズキ)
2 アレックス・マルケス(ホンダ)
3 ジョアン・ミル(スズキ)
4 マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)
5 中上 貴晶(ホンダ)
6 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
7 アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)
8 カル・クロッチロウ(ホンダ)
9 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
10 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
11 ブラッド・ビンダー(KTM)
12 ポル・エスパルガロ(KTM)
13 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
14 イケル・レクオナ(KTM)
15 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
16 ミゲール・オリベイラ(KTM)
17 ステファン・ブラドル(ホンダ)
18 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
19 ブラッドリー・スミス(アプリリア)
20 ティト・ラバット(ドゥカティ)
R フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
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