MotoGP第9戦カタルニアGP Moto3決勝
2020/09/28
MotoGP第9戦カタルニアGP、Moto3クラスは、スペインのバルセロナ-カタルニア・サーキットで決勝レースを行ない、ダリン・ビンダー(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温19度、路面温度19度のドライコンディションで争われた。レースはポールポジションからスタートしたトニー・アルボリーノ(ホンダ)のリードで始まり、3周目にアルベルト・アレナス(KTM)、4周目にガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)がコントロールラインをトップで通過するが、5周目以降は再びアルボリーノが集団の先頭でレースを引っ張る。
ところが、6周目の4コーナーでトップ集団につけていたジョン・マクフィー(ホンダ)が転倒。アウト側にいたアレナスが巻き込まれ、レーススタート時点でランキングトップと3位につけていた二人がリタイアに終わってしまう。
終始トップ集団につけていたビンダーは、中盤に何度かトップでコントロールラインを通過するが、中盤以降、レースをリードしたのはデニス・フォッジア(ホンダ)。終盤にはフォッジア、アルボリーノ、ビンダー、セルジオ・ガルシア(ホンダ)、アロンソ・ロペス(ハスクバーナ)の5人にトップ争いは絞られ、フォッジアがトップで最終ラップに入る。
ビンダーは5コーナーでフォッジアを交わしてトップに浮上。ビンダーは勝負所となるバックストレートエンドの10コーナー進入でもトップを守り、そのまま、グランプリ初優勝を達成した。
2番手争いはアルボリーノがフォッジアを交わして2位でゴール。スティリアGP以来となる今シーズン2回目の表彰台を獲得。僅差の3位にフォッジアが入賞し、昨年のアラゴンGP以来となる表彰台を獲得した。
僅差の4位にガルシア、5位にロペスが続き、ロペスから約1秒遅れの6位にロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)が入賞。ジャウマ・マシア(ホンダ)は最終ラップの9コーナーでトラックリミットオーバーのペナルティを取られ、1ポジションダウンの7位入賞。セレスティーノ・ビエッティ(KTM)も同じく1ポジションダウンの8位入賞となった。9位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)、10位にロドリゴの順で続いた。
小椋 藍(ホンダ)は24番グリッドから追い上げ、11位に入賞。アレナスがノーポイントに終わったことで、ランキングトップに浮上したが、アレナスとのポイント差は3ポイント。山中 琉聖(ホンダ)は15位に入賞。
佐々木 歩夢(KTM)は17位、鳥羽 海渡(KTM)は18位、國井 勇輝(ホンダ)は21位でチェッカーを受けた。
MotoGP第9戦カタルニアGP Moto3クラス決勝結果
1 ダリン・ビンダー(KTM)
2 トニー・アルボリーノ(ホンダ)
3 デニス・フォッジア(ホンダ)
4 セルジオ・ガルシア(ホンダ)
5 アロンソ・ロペス(ハスクバーナ)
6 ロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)
7 ジャウマ・マシア(ホンダ)
8 セレスティーノ・ビエッティ(KTM)
9 ニッコロ・アントネッリ(ホンダ)
10 ガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)
11 小椋 藍(ホンダ)
12 フィリップ・サラック(ホンダ)
13 ラウル・フェルナンデス(KTM)
14 ステファノ・ネパ(KTM)
15 山中 琉聖(ホンダ)
16 バリー・バルトゥス(KTM)
17 佐々木 歩夢(KTM)
18 鳥羽 海渡(KTM)
19 ジェレミー・アルコバ(ホンダ)
20 リカルド・ロッシ(KTM)
21 國井 勇輝(ホンダ)
22 ジェイソン・デュパスキエ(KTM)
23 マクシミリアン・コフラー(KTM)
24 カイルール・イダム・パウィ(ホンダ)
アンドレア・ミーニョ(KTM)
カルロス・タタイ(KTM)
ダビデ・ピッツオーリ(KTM)
デニス・オンジュ(KTM)
ホセ・フリアン・ガルシア(ホンダ)
ジョン・マクフィー(ホンダ)
アルベルト・アレナス(KTM)
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