MotoGP第2戦スペインGP、Moto3クラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、アルベルト・アレナス（KTM）が優勝した。

　Moto3クラスの決勝レースは気温27度、路面温度35度のドライコンディションで争われた。

　ポールポジションの鈴木 竜生（ホンダ）が好スタートでレースをリード。3周目にセレスティーノ・ビエッティ（KTM）がトップに立つと、レース中盤の10周目までトップの座をキープする。

　7番グリッドからスタートしたアレナスは終始トップ集団につけると、11周目にトップに浮上。レース終盤になるとトップ争いは上位10名に絞られ、22周のレースの18周目の最終コーナーでジョン・マクフィー（ホンダ）がトップに浮上。マクフィーは終盤をリードするが、最終ラップにトニー・アルボリーノ（ホンダ）がトップに立つ。

　そして、最終ラップの最終コーナーの進入でマクフィーがアルボリーノのインをつくが、ラインを外し、その間にインをついたアレナスがトップに立つと、そのままチェッカーを受けた。最終コーナーでは、セレスティーノ・ビエッティ（KTM）がトニー・アルボリーノ（ホンダ）に接触、ラインに戻ろうとしたマクフィーが弾かれたアルボリーノと接触して転倒してしまう。

　2位には最終コーナーの混乱を切り抜けた小椋 藍（ホンダ）が入賞。小椋は開幕戦に続いて表彰台を獲得した。アルボリーノが3位でゴール。ビエッティが4位に続き、マクフィーはリタイアに終わった。

　4位にアンドレア・ミーニョ（KTM）、ビエッティが5位でゴール。6位にラウル・フェルナンデス（KTM）、7位にガブリエル・ロドリゴ（ホンダ）が続き、鈴木は終始トップ集団で周回を重ねたが、トップから0.881秒差の8位に入賞。ニッコロ・アントネッリ（ホンダ）が9位、ジャウマ・マシア（ホンダ）が10位に入賞した。

　佐々木 歩夢（KTM）は11位に入賞。山中 琉聖（ホンダ）は16位でゴール。鳥羽は10周目の2コーナーで転倒、再スタートして19位でゴール。國井 勇輝（ホンダ）は16周を終えて、ピットに戻りリタイアとなった。

　アレナスは開幕戦に続いて2連勝。ランキングトップをキープ。小椋も開幕戦に続いて表彰台に立ち、アレナスと14ポイント差のランキング2位につける。


MotoGP第2戦スペインGP Moto3クラス決勝結果
１ アルベルト・アレナス（KTM）
２ 小椋 藍（ホンダ）
３ トニー・アルボリーノ（ホンダ）
４ アンドレア・ミーニョ（KTM）
５ セレスティーノ・ビエッティ（KTM）
６ ラウル・フェルナンデス（KTM）
７ ガブリエル・ロドリゴ（ホンダ）
８ 鈴木 竜生（ホンダ）
９ ニッコロ・アントネッリ（ホンダ）
10 ジャウマ・マシア（ホンダ）
11 佐々木 歩夢（KTM）
12 ステファノ・ネパ（KTM）
13 ロマーノ・フェナティ（ハスクバーナ）
14 アロンソ・ロペス（ハスクバーナ）
15 ジェレミー・アルコバ（ホンダ）
16 山中 琉聖（ホンダ）
17 セルジオ・ガルシア（ホンダ）
18 ダリン・ビンダー（KTM）
19 鳥羽 海渡（KTM）
20 マクシミリアン・コフラー（KTM）
21 ジェイソン・デュパスキエ（KTM）
22 カイルール・イダム・パウィ（ホンダ）
23 ダビデ・ピッツオーリ（KTM）
24 バリー・バルトゥス（KTM）
25 デニス・オンジュ（KTM）
Ｒ ジョン・マクフィー（ホンダ）
Ｒ 國井 勇輝（ホンダ）
Ｒ フィリップ・サラック（ホンダ）
Ｒ リカルド・ロッシ（KTM）
Ｒ デニス・フォッジア（ホンダ）
Ｒ カルロス・タタイ（KTM）