SBK(スーパーバイク世界選手権)第4戦アッセンラウンドは、オランダのアッセンで決勝第1レースを行ない、ジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)が優勝した。 第1レースは気温9度、路面温度15度のドライコンディションで争われた。レイはスタートからトップに立ち、ポールポジションからスタートしたチームメイトのトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)が2番手に続く。2周目にチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)が2番手に浮上、サイクスは4周目にデイビスから2番手の座を奪うと、8周目までカワサキがワンツーで周回を重ねる。トップ集団は6人のライダーによる争いとなった。
9周目のシケイン進入でデイビスが再び2番手に浮上。サイクスは3番手に後退し、13周目の3コーナーヘアピンでマイケル・バン・デン・マーク(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)がサイクスのインをつき3番手に浮上。ラインを外したサイクスは、レオン・ハスラム(アプリリアレーシングチーム-レッドデ
ビルズ)にも交わされて5番手に後退する。中盤以降はレイ、デイビス、ハスラム、バン・デン・マークがトップ集団を形成。終盤になると、レイとデイビスのトップ争い、ハスラムとバン・デン・マークの3番手争いとなる。サイクスは遅れ、単独5番手となった。
トップ争いはレイが残り2周でファステストラップを更新してデイビスを突き放し、今シーズン5勝目を達成。デイビスが2位に入賞し、終盤激しく展開された3位争いをバン・デン・マークが制してホームレースでの表彰台を獲得。僅差の4位にハスラムが入賞した。
サイクスは単独5位でチェッカー。ジョルディ・トーレス(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)がハビエル・フォレス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)とのバトルに競り勝ち、6位に入賞。代役参戦のフォレスは7位でチェッカーを受けた。シルバン・ギュントーリ(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)は8位に入賞。9位にニコラス・テロール(アルテアレーシング)、10位にレオン・キャミア(MVアグスタ・レパルト・コルセ)が入賞した。
アレックス・ロウズ(ボルトコム・クレセント・スズキ)とランディ・ド・ピュニエ(ボルトコム・クレセント・スズキ)は9周目の1コーナーで相次いで転倒リタイアに終わった。