SBK（スーパーバイク世界選手権）第1戦オーストラリア3日目（SPレース／レース2）

2020/03/01

　SBK（スーパーバイク世界選手権）第1戦（開幕戦）オーストラリアラウンドは、オーストラリアのフィリップアイランドで3日目のスーパーポールレースと決勝レース2を行なった。

　レース2のグリッドを決めるスーパーポールレースは10周で争われ、ジョナサン・レイ（カワサキ）が今季初優勝。2位にトプラック・ラズガットリオグル（ヤマハ）、3位にスコット・レディング（ドゥカティ）が続き、この3人がレース2のフロントロウを獲得した。

　レース2は気温28度、路面温度31度のドライコンディションで争われ、好ダッシュを決めたのは2列目からスタートしたマイケル・ファン・デル・マーク（ヤマハ）だったが、すぐにレイがトップに浮上。中盤までは7名前後のライダーが接近戦のトップ集団を形成して周回を重ねて行く。

　中盤以降はレイ、ロリス・バズ（ヤマハ）、ファン・デル・マーク、アレックス・ロウズ（カワサキ）、スコット・レディング（ドゥカティ）、トプラック・ラズガットリオグル（ヤマハ）、アルバロ・バウティスタ（ホンダ）らによるトップ争い集団となり、途中、バズが何度かトップに立つが、レイがトップをキープして終盤戦を迎える。

　終盤にラズガットリオグルがマシントラブルに見舞われ、バズもコースオフを喫してトップ集団から脱落。残り2周の1コーナー進入でロウズがレイをパスしてトップに浮上すると、レイとの接戦を制してロウズが今シーズン初、SBK通算2勝目を記録した。

　レイは最後までロウズを追ったが、0.037秒差で2位でゴール。ファン・デル・マークとの接戦を制したレディングが3位に入賞し、開幕戦3レース全てで表彰台を獲得した。

　ファン・デル・マークが4位に入賞。5位にチャズ・デイビス（ドゥカティ）、6位にバウティスタ、7位にマキシミリアン・シャイブ（カワサキ）が続き、バズは何度かトップ争いの先頭に立ちながら、8位でゴールとなった。9位にサンドロ・コルテセ（カワサキ）、10位にトム・サイクス（BMW）が入賞。

　レオン・ハスラム（ホンダ）は序盤に転倒、再スタートして12位でゴール。ラズガットリオグルは15周を回ってピットに戻りリタイアとなった。

　高橋巧（ホンダ）はスーパーポールレースで15位でゴールし、15番グリッドからレース2に臨んだが、5周を回ってリタイアとなった。

SBK第1戦オーストラリア SBK スーパーポールレースリザルト
１ジョナサン・レイ（カワサキ）
２トプラック・ラズガットリオグル（ヤマハ）
３スコット・レディング（ドゥカティ）
４アレックス・ロウズ（カワサキ）
５マイケル・ファン・デル・マーク（ヤマハ）
６トム・サイクス（BMW）
７ロリス・バズ（ヤマハ）
８レオン・ハスラム（ホンダ）
９マイケル・リナルディ（ドゥカティ）
10 マキシミリアン・シャイブ（カワサキ）
11 サンドロ・コルテセ（カワサキ）
12 チャビ・フォレス（カワサキ）
13 チャズ・デイビス（ドゥカティ）
14 フェデリコ・カリカスロ（ヤマハ）
15 高橋巧（ホンダ）
16 アルバロ・バウティスタ（ホンダ）

SBK第1戦オーストラリア SBK決勝レース2 リザルト
１アレックス・ロウズ（カワサキ）
２ジョナサン・レイ（カワサキ）
３スコット・レディング（ドゥカティ）
４マイケル・ファン・デル・マーク（ヤマハ）
５チャズ・デイビス（ドゥカティ）
６アルバロ・バウティスタ（ホンダ）
７マキシミリアン・シャイブ（カワサキ）
８ロリス・バズ（ヤマハ）
９サンドロ・コルテセ（カワサキ）
10 トム・サイクス（BMW）
11 チャビ・フォレス（カワサキ）
12 レオン・ハスラム（ホンダ）
NC マイケル・リナルディ（ドゥカティ）
Ｒトプラック・ラズガットリオグル（ヤマハ）
Ｒフェデリコ・カリカスロ（ヤマハ）
Ｒ高橋巧（ホンダ）