アジア選手権第7戦(最終戦)タイ
2019/12/03
2019年シーズンのチャンピオン。左からAP250のファドリ(カワサキ)、SS600のブーンレット(ヤマハ)、ASB1000のカマルザマン(BMW)、UB150のパズ(ヤマハ)
アジアロードレース選手権第7戦(最終戦)タイラウンドが、タイのチャーン・インターナショナルサーキットで開催された。
ASB1000クラスではポールポジションを獲得したザクワン・ザイディ(ホンダ)がレース1で優勝。2位にアズラン・シャー・カマルザマン(BMW)、ティティポン・ワロコーン(カワサキ)が3位に入賞した。
レース2ではカマルザマンが優勝し、ザイディが2位、ワロコーンが3位に入賞。最終戦にランキングトップで臨んだブロック・パークス(ヤマハ)はレース1で転倒し再スタートしたものの12位、レース2も7位に止まり、レース2で優勝したカマルザマンが逆転でASB1000クラス初代チャンピオンを獲得。パークスは13ポイント差のランキング2位となった。
伊藤 勇樹(ヤマハ)はレース1で5位、レース2で8位に入賞。ランキング5位を獲得。伊藤とパークスが所属するヤマハ・レーシングチーム・アセアンがチームチャンピオンを獲得した。
SS600クラスでは、レース1でアダム・ノロディン(ヤマハ)、レース2でカスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン(ヤマハ)が優勝。レース1で2位、レース2で3位に入賞したピラポン・ブーンレット(ヤマハ)がチャンピオンを獲得。
AP250クラスではレース1でアンディ・ファドリ(カワサキ)が優勝、レース2ではピヤワット・パテゥンヨット(ホンダ)が独走で優勝。レース2で4位に入賞したファドリがチャンピオンを獲得した。
井吉 亜衣稀(カワサキ)はレース1でトップ争いを展開し7位に入賞、ファステストラップも記録した。レース2では接戦の2番手争い集団で周回を重ねていたが転倒。再スタートして22位でゴールした。AP250クラス1年目の井吉は、2戦目のオーストラリアで初優勝を達成、ランキング10位で1年目のシーズンを終えた。
中原 美海(ホンダ)はレース1で22位、レース2を19位でゴール。また、AP250クラスには、スーパースポーツ世界選手権ライダーの大久保 光(TVS)がインドのTVSアパッチRR310を駆ってワイルドカード参戦。TVSのマシン、チーム共にAP250初参戦で、大久保はテストライダーとして起用され、レース1を21位でゴール、レース2では15位入賞を果たした。
UB150クラスでは、レース1でアフマド・ファズリ・シャム(ヤマハ)が、レース2でリチャード・タロレ(ヤマハ)が優勝。チャンピオンはシーズン2勝を記録したマッキンリー・カイル・パズ(ヤマハ)が獲得した。
彌榮 郡(ホンダ)はレース1はスタートできなかったものの、レース2は23位でゴール。ランキング23位でシーズンを終えた。
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