オーストラリアラウンド、タイラウンドを経てヨーロッパラウンドの開幕となった第3戦アラゴン。2011年からSBKのカレンダーに加わったアラゴンでは、11年にマックス・ビアッジが、12年にマルコ・メランドリが、13年にチャズ・デイビスが、14年にはトム・サイクスがそれぞれダブルウインを達成。アラゴンラウンド開始から続くこのダブルウイン記録が、今年もさらに伸びるのか注目だ。
ウイーク初日。午前中のフリー走行1回目では、気温14度、路面温度23度という厳しいコンディション。セッション開始早々からチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)とトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)が積極的にタイムアタック。二人で1分52秒台での攻防を開始。セッション終盤にはレイも1分52秒台にタイムを入れる。セッション残り3分でデイビスが1分52秒0と二人を大きく引き離す。さらにニコラス・テロール(アルテアレーシング)も1分52秒台をマーク。最後にはダビデ・ジュリアーノの代役シャビ・フォレス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)がいきなり1分52秒3をマーク。これでドゥカティファクトリーがワンツーで1回目の走行を終了した。
午後のフリー走行2回目は気温20度、路面温度39度まで上昇。セッション開始早々に例が1分51秒8と真っ先に1分51秒台に突入。続いてサイクスが1分51秒5をマーク。サイクスはさらに1分51秒3と次々に自己タイムを更新。セッション終盤にはデイビスが1分51秒5をマーク。カワサキのワンツーを阻止すべく2番手に浮上。しかし最終アタックでレイが1分51秒2をマークしてトップ浮上。結局はカワサキワンツーで初日を終了することになった。