MotoGP第16戦日本GP Moto2決勝
2019/10/20
MotoGP第16戦日本GP、Moto2クラスは、栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースを行ない、ルカ・マリーニ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温23度、路面温度30度のドライコンディションの下、22周で争われた。
ポールポジションからマリーニが好スタートでレースをリード。序盤はロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)とトップ争いを展開、10人前後のライダーがトップ集団を形成して周回を重ねる。
10周目にトーマス・ルティ(カレックス)が2番手に浮上。11周目のV字コーナーでマリーニを交わしてトップに立つ。中盤からトップ争いはルティとマリーニの一騎打ちとなり、マリーニはルティの背後をぴたりとマークしながら周回を重ねる。
終盤に入った18周目あたりからマリーニがルティをプッシュし、21周目の7コーナーでルティを交わしてトップを奪還。ルティも再度逆転をねらうが、最終ラップの90度コーナーで突っ込み過ぎてその差がわずかに開き、マリーニがトップでゴール。タイGPに続いて連勝を飾った。
ルティは2位に終わったものの、カタルニアGP以来となる今シーズン5回目の表彰台を獲得した。
ルーキーのホルヘ・マルティン(KTM)が残り2周で3番手争いを制し、Moto2クラス初表彰台となる3位に入賞。バルダッサーリは4位に終わった。
5位にホルヘ・ナバーロ(スピードアップ)が入賞し、ポイントリーダーのアレックス・マルケス(カレックス)は6位に入賞。7位にエネア・バスティアニーニ(カレックス)、8位にアウグスト・フェルナンデス(カレックス)、9位にマーセル・シュローター(カレックス)、10位にステファノ・マンジ(MV)の順で続いた。
長島 哲太(カレックス)は決勝グリッドに向かうサイティングラップでマシントラブルに見舞われ、ピットに戻ってマシンを修復したため、最後尾グリッドからのスタートを余儀なくされた。挽回を図ろうとした長島だったが、スタート直後の1コーナーで転倒リタイアに終わり、他のライダーを巻き込んだことで、次戦でグリッド降格のペナルティを受けた。
チャンピオンシップ争いでは、マルケスがランキングトップをキープ。フェルナンデスが8位に終わり、2位入賞のルティがランキング2位に浮上し、フェルナンデスはランキング3位に後退。マルケスとルティのポイント差は36ポイントとなった。
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