SBK第12戦アルゼンチン 決勝レース2
2019/10/14
SBK(スーパーバイク世界選手権)第12戦アルゼンチンラウンドは、アルゼンチンのサーキット・サンファン・ビリクムでスーパーポールレースと決勝レース2を行なった。
レース2のグリッドを決めるスーパーポールレースは気温19度、路面温度32度のドライコンディションの下、10周で争われた。
ポールポジションからスタートしたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)がレースをリードするが、1周目にジョナサン・レイ(カワサキ)がバウティスタを交わしトップに立つと、3周目にはファステストラップを記録し、後続にリードを取って独走で優勝した。
バウティスタが2位に続き、トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)が3位に入賞。清成 龍一(ホンダ)は18位でチェッカーを受けた。
レース2は気温21度、路面温度27度のドライコンディションの下、21周で争われた。
ポールスタートのジョナサン・レイ(カワサキ)がスタートからレースをリードし、リードを取って独走態勢に持ち込むが、6周目の8、9コーナーでオーバーランを喫し、その間に2番手につけていたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)がトップに浮上する。
しかし、レイもすぐに立て直し、8周目にはトップを奪還。その後、再びリードを広げて独走し、スーパーポールレースに続いて優勝を飾った。
バウティスタは2番手に後退した後、後方から追い上げて来たチャズ・デイビス(ドゥカティ)の追撃を受け、9周目の10コーナーでデイビスがバウティスタを交わして2番手に浮上。さらにトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)もバウティスタを交わして3番手に浮上する。
バウティスタは終盤まで4番手をキープしていたが、16周目あたりでマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)がバウティスタの背後に迫り、17周目の1コーナーでファン・デル・マークがバウティスタを交わして4番手に浮上。
デイビスはレイには届かなかったものの、2位に入賞。ラズガットリオグルがスーパーポールレースに続いて3位表彰台を獲得した。
4位にファン・デル・マークが入賞。バウティスタは終盤にファン・デル・マークとの差を縮めたものの、5位に終わった。6位にアレックス・ロウズ(ヤマハ)。
7番手争いは終盤に接戦となり、競り勝ったユージン・ラバティ(ドゥカティ)が7位に入賞。ホームレースのレアンドロ・メルカド(カワサキ)が8位に続き、9位にジョルディ・トーレス(カワサキ)、10位にレオン・ハスラム(カワサキ)が入賞。
7番手を争っていたマイケル・リナルディ(ドゥカティ)は終盤に後退し、11位でゴール。スーパーポールレースをリタイアで終えていたロリス・バズ(ヤマハ)が12位に入賞。
13位にレオン・キャミア(ホンダ)、14位にマルコ・メランドリ(ヤマハ)、15位にサンドロ・コルテセ(ヤマハ)が入賞した。
マーカス・ライターバーガー(BMW)は16位、清成 龍一(ホンダ)は17位でチェッカーを受け、アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)はピットに入ってリタイア。トム・サイクス(BMW)はマシントラブルでリタイアに終わった。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、ジュール・クルゼール(ヤマハ)が優勝した。
クルゼールは1周目にトップに立つと、序盤に後続とのリードを広げて独走し、そのままチェッカーを受け、今シーズン3勝目を記録した。
2番手争いは接戦となったが、終盤に入るころに抜け出したルーカス・マヒアス(カワサキ)が2位に入賞。終盤まで5人のライダーによる接戦となった3番手争いをイサック・ビニャーレス(ヤマハ)が制して3位に入賞。
4位にコレンティン・ペロラーリ(ヤマハ)、5位にフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)、6位にラファエル・デ・ローサ(MVアグスタ)、7位にランディ・クルメナヒャー(ヤマハ)の順で続いた。
大久保 光(カワサキ)は序盤8番手まで浮上したが、その後、後退。終盤は3人による11番手争いを繰り広げ、12位入賞となった。
チャンピオンシップ争いではクルメナヒャーがランキングトップをキープするが、ランキング2位のカリカスロとのポイント差は8ポイント差に縮まり、最終戦カタールでの決着となる。
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