SBK第11戦フランス 決勝レース2
2019/09/30
SSP(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、ルーカス・マヒアス(カワサキ)が優勝した。
SSPの決勝はスタート直後の1コーナーで多重クラッシュが発生。赤旗中断となり、19周から12周に短縮されて再スタートが切られた。
序盤をリードしたのはフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)。ところが、カリカスロは4周目の13コーナーで転倒、再スタートしたものの、6周目の3コーナーで2度目の転倒を喫してリタイアに終わる。
代わってトップに立ったのはジュール・クルゼール(ヤマハ)。アイルトン・バドビーニ(カワサキ)、イサック・ビニャーレス(ヤマハ)、マヒアスがトップ集団を形成し、接戦の争いを展開。マヒアスは終盤に入った8周目にトップに立つが、残り2周でイサック・ビニャーレス(ヤマハ)が前に出る。しかし、最終ラップにマヒアスが逆転し、ホームレースで今シーズン初優勝を飾った。
0.264秒の僅差でビニャーレスが2位に入賞。今シーズンからSSPに参戦するビニャーレスはSSP初表彰台を獲得した。バドビーニが3位入賞。
4位にラファエル・デ・ローサ(MVアグスタ)が続き、大久保 光(カワサキ)はデ・ローサ、クルゼールとの4番手争いの接戦を展開。5位に入賞した。クルゼールは6位に終わった。
ポイントリーダーのランディ・クルメナヒャー(ヤマハ)は1周目の9コーナーで転倒、リタイアに終わった。ランキング2位のカリカスロもノーポイントに終わり、ランキングトップ、2位のポイント差は変わらないが、ランキング3位のクルゼールと2位のカリカスロとのポイント差は28ポイント差に縮まった。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)クラスではアナ・カラスコ(カワサキ)が優勝。2位にマニュエル・ゴンザレス(カワサキ)が入賞し、最終戦カタールを残してSSP300クラスのチャンピオンを獲得。3位にスコット・デロウ(カワサキ)が入賞した。岡谷 雄太(カワサキ)は22位でチェッカーを受けた。
今レースでヨーロッパラウンドは終了。SBKとSSPはアルゼンチンラウンドを経て、最終戦のカタールラウンドを迎える。SSP300は最終戦カタールラウンドを残すのみとなる。
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