SBK第11戦フランス 決勝レース2
2019/09/30
SBK(スーパーバイク世界選手権)第11戦フランスラウンドは、フランスのマニクールでスーパーポールレースと決勝レース2を行なった。
レース2のグリッドを決めるスーパーポールレースは気温19度、路面温度22度のドライコンディションの下、10周の超スプリントで争われ、レース1でSBK初優勝を飾ったトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)が16番グリッドから7周目にトップに立つと、ジョナサン・レイ(カワサキ)との接戦を制して優勝。レース2のポールポジションを獲得した。
レイは6周目までトップを走ったが、ラズガットリオグルに逆転され、最後まで競り合ったものの、0.319秒差で2位となり、スタート直後にトップに立ったマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)がトップ争いの二人から約1秒遅れの3位でゴールした。
清成 龍一(ホンダ)は18番手走行中の6周目に13コーナーで転倒。再スタートし20位でチェッカーを受けた。
レース2は気温25度、路面温度29度のドライコンディションの下、21周で争われた。レースをリードしたのは3番グリッドからスタートしたファン・デル・マーク。2番手にレイが続き、ポールスタートのラズガットリオグルは1周目を4番手で終える。
ところが、2周目の13コーナーでラズガットリオグルが転倒、直後につけていたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が巻き込まれて転倒し、両者リタイアに終わる。
ファン・デル・マークとレイは後続にリードを取って、トップ争いを展開。6周目にレイがトップに立ちレースリーダーとなるが、ファン・デル・マークも離されず、接戦のトップ争いが展開される。8周目にはファン・デル・マークがトップを奪い返し、10周目までトップをキープするが、11周目にレイが再びトップに立ち、中盤すぎまで接戦が続く。
レース終盤になると、レイが少しずつリードを広げ、最終的に0.862秒のリードを取って、今シーズン12勝目を記録した。チャンピオンシップ争いではランキング2番手のバウティスタがノーポイントに終わったため、レイのリードは残り2戦4レースで129ポイント差となり、レイのチャンピオンが確定。レイはSBK通算5回目、2015年以降、SBK5連覇の偉業を達成した。
2位にファン・デル・マーク、3位にアレックス・ロウズ(ヤマハ)が入賞。
4位にチャズ・デイビス(ドゥカティ)、5位にロリス・バズ(ヤマハ)、6位にマルコ・メランドリ(ヤマハ)、7位にレオン・ハスラム(カワサキ)、8位にトム・サイクス(BMW)、9位にレオン・キャミア(ホンダ)、10位にジョルディ・トーレス(カワサキ)の順で続いた。
レアンドロ・メルカド(カワサキ)が11位、ユージン・ラバティ(ドゥカティ)が12位、シルバン・バリアー(ドゥカティ)が13位に入賞。清成 龍一(ホンダ)は14位に入賞した。
マーカス・ライターバーガー(BMW)が15位に入賞。アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)が16位、マイケル・リナルディ(ドゥカティ)が17位でチェッカーを受けた。
サンドロ・コルテセ(ヤマハ)は9周目まで9番手を走行していたが、10周目に14番手に後退。その後、ピットに戻りリタイア。
こんな記事も読まれています