全日本RR第5戦もてぎ2&4決勝 中須賀が今季3勝目、2位水野はJSB初表彰台、手負いの高橋は手堅く3位
2019/08/18
左から水野涼、中須賀克行、高橋巧
全日本ロードレース第5戦もてぎ2&4でJSB1000クラス決勝が行なわれ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が今季3勝目を挙げた。
晴れて猛烈な暑さの中で23周の決勝がスタートした。勢いよく飛び出したのは3番手グリッドの水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)だったが1コーナーで膨らみ、ホールショットは中須賀。野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧(Team HRC)、水野、渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)と続いた。中須賀は1周目からレースを引っ張る。
2周目には中須賀、野左根、水野がトップグループを形成し、やや遅れて高橋、渡辺一馬、渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)の順。
7周目に渡辺一馬がビクトリーコーナーで転倒を喫すると、8周目の5コーナーでは野左根も単独転倒。これで、中須賀、水野、高橋の3台でのトップ争いに。中須賀は1秒以上の差を築くが、水野が追い上げ、中須賀の背後につける。一方の高橋は少しずつ遅れていき、単独3位。
14周目、5コーナーで水野が中須賀の前に顔を出すが、中須賀はすぐに抜き返す。そこから2台は1秒以内の差で走り続けるが、ラストラップに中須賀がペースを上げて水野に勝負の機会を与えず、そのままトップチェッカーを受けた。中須賀は開幕戦もてぎでの2レースに続き、今季3勝目。2位の水野はJSB初表彰台を獲得。3位には手負いの高橋が入った。
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