台風で大荒れの鈴鹿4耐をA.P.HONDA RACING THAILANDが制する
2019/07/31
台風6号の接近による大雨の中、鈴鹿4時間耐久ロードレースは定刻どおりル・マン式スタートで始まる。スタートはBLUE MAX+加藤建設+Speed heartの谷本音虹郎/福井宏至組(ヤマハ)、A.P.HONDA RACING THAILANDのムクラダ・サラプーチ/ピヤワット・パテゥンヨット組(ホンダ)、ASTRA HONDA RACING TEAMのイルファン・アルディアンシャー/ラッキー・ヘンドリアンシャー組(ホンダ)がトップ争いを展開する。
ポールポジションを獲得したYAMAHA Indonesia&伊藤レーシングの綿貫舞空/ムハマド・ファェロズィ組(ヤマハ)は5番手を走行するが、15周目のスプーンカーブで転倒してしまう。また、17周目にはトップ争いをしていたASTRA HONDA RACING TEAMのアルディアンシャーがスプーンカーブで転倒し順位を大きく下げてしまう。
15周目にトップに立ったA.P.HONDA RACING THAILANDは少しずつBLUE MAX+加藤建設+Speed heartを引き離し、21周を終えたところで8秒ほどのアドバンテージを築いて1回目のルーティンのピットインを行なう。A.P.HONDA RACING THAILANDはそのあと他よりも早いペースで周回を重ねていき、2回目のルーティンのピットインまでに、その差を1分以上にまで広げる。BLUE MAX+加藤建設+Speed heartは45周終わりで2回目のルーティンのピットインを行ないトップを追うが、50周目のスプーンカーブで転倒してしまう。
トップのA.P.HONDA RACING THAILANDは2番手以降を周回遅れにする速さで他を圧倒。2番手にはグリーンクラブ能塚の植垣創平/橋口翔真組(カワサキ)がつけるが、そのグリーンクラブ能塚は61周目の130Rで転倒。しかし、同じタイミングで天候不良による転倒車が多発したためレースは赤旗中断。
この時点でスタートから2時間44分が経過していたため、全レース時間の2/3以上を走行しているとして、この赤旗をもってレースは成立する。レースは赤旗が提示される前にコントロールラインを通過した順位が有効となり、A.P.HONDA RACING THAILANDが優勝、2位は転倒したもののグリーンクラブ能塚となる。3位は、予選13番手から着実に順位をアップしたオートライフハノ&A-PLAN+乱乱の羽野慎一/福田崇組が獲得した。
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